「日本証券テクノロジーって、どんな会社なんだろう?」「野村総合研究所グループと聞くけれど、SIerの中でどんな強みがあるの?」と気になっている就活生は多いのではないでしょうか。
日本証券テクノロジー株式会社(NSTec)は、証券会社をはじめとする金融機関向けのシステムを手がけるSIerです。みずほ証券などの証券システムを、企画・設計から開発、運用、保守までワンストップで支えており、野村総合研究所(NRI)とみずほ証券が出資する合弁会社として運営されています。
この記事では、公式情報と就職口コミサイトの集計をもとに、次のポイントをまとめました。
- 日本証券テクノロジーの事業内容と会社の成り立ち
- 学歴フィルターの有無
- 就職難易度・採用倍率の目安
- 平均年収と初任給
- 福利厚生と働き方
- 求める人物像
- 選考フローと対策
記事の最後には、かつ丼が感じた日本証券テクノロジーのリアルもお届けします。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
1. 日本証券テクノロジーとはどんな会社?
日本証券テクノロジーの会社概要
- 会社名:日本証券テクノロジー株式会社(NSTec)
- 本社:東京都江東区木場一丁目5番15号 タワーN棟13階
- 発足:2001年7月(源流企業は1974年設立)
- 資本金:228百万円
- 代表者:代表取締役社長 吉田 卓司
- 従業員数:333人(2026年4月1日現在)
- 株主:株式会社野村総合研究所、みずほ証券株式会社
- 主要取引先:みずほ証券、アセットマネジメントOne、みずほ第一フィナンシャルテクノロジー、野村ホールディングス など
- 事業内容:証券業務ソリューション/アセットマネジメント支援ソリューション/UCソリューション
NSTecの事業は大きく3つです。1つ目は、みずほ証券などの証券会社向けの「証券業務ソリューション」で、株式売買や口座管理、インターネット取引といった基幹システムから周辺システムまでを担います。2つ目は、投資信託会社や投資顧問会社の業務を支える「アセットマネジメント支援ソリューション」です。3つ目は、電話やコミュニケーションを支える「UCソリューション」で、自社製品の開発・販売も行っています。
会社の成り立ちは、少し複雑です。2000年に新日本コンピューターシステムと和光コンピュータシステムが合併して新光コンピューターシステムが発足し、2001年7月に共同コンピュータサービスと合併して、日本証券テクノロジーが誕生しました。その後は、新光証券とみずほ証券の合併(2009年)や、みずほ証券とみずほインベスターズ証券の合併(2013年)に伴うシステム対応など、金融機関の再編を支えてきた歴史があります。
そして、押さえておきたい大きな変化が、2019年の出資構成の変更です。NSTecは、もともとみずほ証券の連結子会社でしたが、2019年10月にNRIとみずほ証券が、両社の合弁会社として共同で運営することで合意しました。出資比率はNRIが51%、みずほ証券が49%と発表されており、現在もこの2社が株主です。公式サイトの沿革にも、2019年12月にNRIとの協業を開始したと記載されています。
かつ丼
みずほ証券の子会社から、NRIとの合弁会社になったのは大きなターニングポイントだと思うよ。NRIグループの知見を取り込んでいるから、金融ITの中でどんな役割を目指しているのか、説明会で聞いてみるといいかもね。
2. 日本証券テクノロジーに学歴フィルターはある?
日本証券テクノロジーは、採用大学の一覧を公式サイトで公開していません。そのため、この章では公式の募集要項や社員紹介の内容から判断します。
結論から言うと、学歴フィルターは弱めと考えられます。ただし、大学別の採用実績のデータは確認できないため、参考情報としてご覧ください。
ポイントは次の3つです。
- 採用大学は非公開だが、募集要項で採用学部は「全学部」と明記されている
- 社員紹介には、化学科、物理学科、教育学部数学科、観光学部観光学科など、情報系以外の出身者も登場する
- 選考は適性検査と個人面接が中心で、学歴による足切りの記載はない
【カツナビ独自分析】日本証券テクノロジーの学歴フィルター判定
★★☆☆☆(2.0/5.0) (星が多いほどフィルターが強い目安です)採用学部は全学部で、文理や専攻を問わない人材が活躍しています。ただし採用大学は非公開で、野村総合研究所グループの人気企業でもあるため、フィルターはやや弱めと判断しました。
採用学部は「全学部」
公式の募集要項には、応募資格として2027年3月に卒業見込みの大学生・大学院生・専門学校生が挙げられ、採用学部・学科は「全学部」とされています。職種はシステムエンジニア(証券SE)で、専攻の縛りは示されていません。
情報系以外の出身者も活躍している
採用サイトの社員紹介には、経営システム工学科や情報ネットワーク工学科のほか、化学科、物理学科、教育学部数学科、観光学部観光学科の出身者が登場します。専門知識がないIT業界に飛び込んだという声もあり、入社後の研修で学べる環境が整っていることがうかがえます。
選考は適性検査と個人面接
選考方法は「適性検査および面接(個人)」とされており、大学名で足切りするといった記載はありません。面接では、人柄やSEとしての意欲、証券・金融への関心が見られると考えられます。
かつ丼
文系や情報系以外でも活躍している先輩がいるのは、心強いよね。大学名よりも、IT×金融にどう興味を持ったのかを、自分の言葉で話せる準備をしておくといいと思うよ。
3. 日本証券テクノロジーの就職難易度・採用倍率
日本証券テクノロジーの就職難易度は、「間口は広いが、人気企業なので一定の準備が必要」という水準と考えられます。理由は次のとおりです。
- 新卒の採用予定は30名程度で、従業員数333名の会社としては比較的多い
- 採用学部は全学部で、応募資格の間口は広い
- 野村総合研究所グループでみずほ証券が取引先という安定感があり、就活生からの人気が高いと考えられる
- 採用倍率は公式には非公開で、選考は適性検査と個人面接が中心
【カツナビ独自分析】日本証券テクノロジーの就職難易度
★★★☆☆(3.0/5.0) 採用人数は一定数ありますが、NRIグループの安定した金融系SIerとして人気があります。選考の具体的な内容が公式には少ないため、志望動機や自己PRの準備が鍵になると判断しました。
かつ丼
採用倍率は公式に出ていないから、正確な数字は分からないよ。金融ITに興味がある人が集まりやすい会社だと思うから、なぜ証券システムなのかをしっかり考えておくと安心だよ。
4. 日本証券テクノロジーの平均年収
日本証券テクノロジーは、平均年収を公式には公開していません。就職口コミサイトの集計では、約525万円、約534万円、約633万円と、情報源によって幅があります。回答者が10〜40人程度とサンプルが少なく、職種や年次によっても異なるため、あくまで参考値として捉えてください。また、口コミでは年功序列の傾向があるという声も見られます。
新卒の初任給は、公式の募集要項によると、大学卒が255,000円、大学院卒が265,000円、専門学校卒が230,000円です。福利厚生には、資格取得の報奨金制度や、NRIグループ社員持株会、退職年金制度などが含まれます。
【カツナビ独自分析】日本証券テクノロジーの平均年収水準
★★★☆☆(3.0/5.0) 平均年収の集計は約525万〜633万円と、IT業界の平均前後の水準です。初任給は大卒255,000円と高めですが、年収は非公開でサンプルも少ないため、選考の場での確認をおすすめします。
かつ丼
初任給が大卒で25.5万円というのは、悪くない水準だと思うよ。ただ、その後の昇給の仕組みは口コミでもばらつきがあるみたいだから、説明会でモデルケースを聞いてみるといいかもね。
5. 日本証券テクノロジーの福利厚生
日本証券テクノロジーの福利厚生・働き方
- 休日休暇:完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始、年次休暇(毎年22日付与・入社初年度は17日)、暑中休暇、リフレッシュ休暇、スポット休暇、特別休暇、表彰休暇(勤続25年・30年)。年次休暇は翌年に最大60日まで繰越可
- 連続休暇:暑中休暇とリフレッシュ休暇を組み合わせて、連続最大2週間の休暇取得が可能
- 勤務時間:標準は8:40〜17:10。フレックスタイム制(コアタイム10:00〜15:00)
- 働く場所:テレワーク制度(自宅やサテライトオフィス)、ワーケーション
- 時間外労働:フレックスを活用し、法定超の時間外労働は年360時間以内(月平均30時間以内)を推進
- 働き方データ:平均勤続年数19年、有休平均取得日数16.59日
- 育児・介護:育児と仕事の両立支援、介護休業・介護短時間勤務
- 資産形成・健康:財形貯蓄制度、退職年金制度(確定給付・確定拠出・退職一時金)、NRIグループ社員持株会、ベネフィットステーション、産業医・顧問医・保健スタッフによる健康管理、みずほ健康保険組合
- 成長支援:資格取得報奨金制度(資格取得・維持費用を会社が負担)、メンター制度、独身寮(原則遠方出身者に限る)
かつ丼
平均勤続年数が19年というのは、長く働く人が多い証拠だと思うよ。年次休暇が22日あって、連続で2週間の休みも取れるのは、リフレッシュしたい人にはうれしいポイントだね。
6. 日本証券テクノロジーが求める人物像
公式の募集要項では、「エネルギッシュで意欲的な人材」を求めていると示されています。ここでは、その記載や、経営理念、教育制度の考え方から読み取れる特徴を3つに整理します。
お客様の信頼に応える責任感のある人
NSTecは、NRIグループの企業理念である「お客様の信頼を得て、お客様とともに栄える」を掲げています。証券システムはミッションクリティカルで、ミスが許されない仕事のため、誠実さと責任感を持って顧客と向き合える人が求められると考えられます。
ITと証券業務を学び続けられる人
募集要項では、高度なITスキルと証券業務の知識を持つプロフェッショナルなSEの育成に力を入れていると説明されています。入社後の研修や証券外務員資格の取得、資格取得支援など、学び続ける環境があるため、専門知識がなくても意欲的に吸収できる人が向いています。
エネルギッシュに挑戦し、周囲と協力できる人
採用サイトでは、金融市場の未来を見据えた革新的なITソリューションを創造するという方向性に共感する、意欲的な人材が求められています。また、職場では困ったときに助け合うチームワークや、部署を超えた交流が紹介されており、協調性も大切にされているようです。
7. 日本証券テクノロジーの選考フローと対策
公式の募集要項では、選考方法が「適性検査および面接(個人)」と案内されています。面接の回数や詳しい流れは公式には記載がありません。2027年卒向けのエントリーはマイナビ2027から受け付けており、2028年卒向けの日程や詳細は、公式の採用サイトとマイナビの最新情報を確認してください。
選考フロー
エントリー
マイナビ2027から応募します。職種はシステムエンジニア(証券SE)で、勤務地は本社(東京)です。
適性検査
選考方法に明記されています。実施の形式や種類は公式には記載がありません。
面接(個人)
個人面接が行われます。回数は公式には非公開です。
内定
採用予定は30名程度です。応募書類は返却されない点に注意しましょう。
ES・応募書類対策
志望動機では、なぜSIerなのか、なぜ証券・金融のシステムなのかを、自分の経験と結びつけて具体的に書くことが大切です。専門知識がなくても、学ぶ意欲や継続して取り組んだ経験をアピールすると、説得力が出ます。
企業研究
企業研究では、採用サイトの事業領域や職種紹介(アプリケーションエンジニア・インフラエンジニア・運用エンジニア)を読み、それぞれの役割の違いをつかんでおきましょう。NRIグループとの関係や、証券業界のシステム変化にも目を向けておくと、面接での受け答えに深みが出ます。
面接対策
面接では、なぜ日本証券テクノロジーなのか、SEとして何を成し遂げたいのかを、一貫して語れるようにしておきましょう。ミスが許されない仕事のため、責任感や正確さを発揮した経験を話せると好印象につながると考えられます。
かつ丼
公式には面接の回数や質問内容までは出ていないから、説明会や社員の話を聞いて、実際の雰囲気を確かめておくのがおすすめだよ。社員紹介のページは、12人分の声が載っているから参考になると思うよ。
8. かつ丼が語る日本証券テクノロジーのリアル
かつ丼
日本証券テクノロジーは、証券システムに特化した、NRIとみずほ証券が出資するSIerだよ。年次休暇22日にフレックス、テレワークと働きやすい制度が整っていて、平均勤続年数19年という数字からも、長く働く人が多そうな印象があるよ。一方で、勤務地は東京の本社のみで、取引先も金融機関が中心だから、証券や金融のIT分野に興味があるかどうかが大切になると思うよ。また、年収は口コミの集計で幅があって、年功序列の声もあるみたいだから、待遇面は選考の場で確認しておくといいかもね。専門知識がなくても、研修とメンター制度で成長できる環境があるのは心強いと思うよ。
9. まとめ
日本証券テクノロジーは、証券業務システムに特化した、NRIとみずほ証券が出資するSIerです。採用学部は全学部で、情報系以外の出身者も活躍しており、学歴フィルターは弱めと考えられます。初任給は大卒255,000円と高めで、休暇やフレックス、テレワークなど働き方の制度も整っています。選考は適性検査と個人面接が中心のため、志望動機と自己PRの準備を進めておきましょう。
こんな悩みはありませんか?
- SIerの中で、自分に合う企業が分からない
- 文系や情報系以外で、IT業界に挑戦できるか不安
- 金融系ITの志望動機をどう書けばいいか迷っている
- ESや面接で何を話せばいいのか整理できていない
10. 日本証券テクノロジー志望なら「エジェガチャ」で選考対策しよう
金融系SIerの選考では、なぜ金融のITなのか、なぜその会社なのかを、自分の言葉で整理しておくことが大切です。一人で考えていると、志望動機や自己PRが漠然としてしまうこともあります。
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