スーパーに並ぶ段ボール箱の賞味期限、卵のパックに印字された日付、建材のロット番号。身のまわりのあらゆるものに情報を印字している機械をつくる会社が、和歌山県にあります。紀州技研工業です。
紀州技研工業株式会社は、産業用インクジェットプリンターとローラーコーダー(自動捺印機)の専業メーカーです。公式サイトでは、段ボール等への印字分野で国内トップシェアの専業メーカーとして紹介されています。この記事では、どんな会社で、どんな人が求められているのかをまとめました。
この記事では、次のポイントが分かります。
- 紀州技研工業の会社概要と沿革
- 採用大学の実績
- 学歴フィルターの有無
- 就職難易度・採用人数
- 平均年収・給与水準
- 福利厚生・働き方
- 求める人物像
- 選考フローと対策
記事の最後には、かつ丼が気になったリアルな話もまとめているので、ぜひ最後まで読んでみてね。
1. 紀州技研工業とはどんな会社?
紀州技研工業の会社概要
- 会社名:紀州技研工業株式会社
- 本社:和歌山県和歌山市布引466番地
- 代表者:代表取締役社長 釜中 眞次
- 設立:1968年12月27日
- 資本金:1,000万円(株主資本金78億8000万円)
- 売上高:90億3000万円(2024年度)
- 従業員数:日本260名/中国270名/インド190名/合計720名(2025年度)
- 決算期:11月30日
- 事業内容:インクジェットプリンター、ローラーコーダー、印字検査装置、関連設備、インクおよびソフトウェアの製造・販売
紀州技研工業は、1968年に国内初の自動捺印機専業メーカーとして設立されました。当時は手作業で行われていた生産ラインの「捺印」を、ゴム印を使った自動捺印機で自動化したのが始まりです。その後、1987年にインクジェットプリンターを発売し、1999年にタマゴ用インク、2012年には金属ナノ粒子インクを発売するなど、印字の技術を広げてきました。
公式サイトによると、販売先は27,000社の実績があります。2002年に上海、2013年にインドに現地法人を設立し、従業員数は日本よりも中国とインドのほうが多い会社です。国内の営業所は、札幌から鹿児島まで14か所あり、近年は2025年6月に前橋営業所が開所しました。
沿革では、2019年10月に釜中眞次氏が代表取締役に就任し、2021年12月には新社屋が完成しています。合併や買収についての記載は、確認できませんでした。
かつ丼
ふだん目にする印字の裏側を支えている、専業メーカーだよ。自分の身のまわりの商品を見て、『どこに印字されているか』を探してみると、仕事のイメージがわきやすいと思うよ。
2. 紀州技研工業の採用大学一覧
紀州技研工業の採用実績校(公式サイトより)
- 京都大学、東京工業大学、名古屋工業大学、大阪市立大学、和歌山大学、香川大学、信州大学、富山大学、茨城大学
- 関西学院大学、近畿大学、龍谷大学、南山大学、日本大学、立正大学、東洋学園大学、東京工芸大学
- 大阪学院大学、大阪芸術大学、大阪電気通信大学、京都造形芸術大学、摂南大学、阪南大学 など
公式の募集要項では、上記の大学が採用実績校として紹介されています。地元・関西の大学に加えて、東京や名古屋、北陸、四国の大学、芸術系の大学まで、幅広く並んでいます。「他」と書かれているため、この一覧がすべてではない点には注意してください。
かつ丼
国公立から私立、芸術系の大学まで幅広く並んでいるのが印象的だよ。営業技術職は全学部・全学科が対象だから、文系の人にもチャンスがあると思うよ。
3. 紀州技研工業に学歴フィルターはある?
結論:学歴フィルターは、ほとんどないと思うよ。
判断のポイントは次の3点です。
- 採用実績校が公式に公開されており、国公立・私立、芸術系まで幅広い
- 営業技術職は「全学部・全学科」が対象で、文理を問わず応募できる
- 選考は、エントリーシートで応募した人を対象に、面接で行われる
【カツナビ独自分析】紀州技研工業の学歴フィルター判定
★☆☆☆☆(1.0/5.0) 公式に公開されている採用実績校は、国公立から私立、芸術系の大学まで幅広く、特定の大学群に偏っていません。営業技術職は全学部・全学科が対象で、学歴フィルターの可能性は低いと判断しました。なお開発職は理系のみが対象です。
採用実績校の幅が広い
京都大学や東京工業大学といった国立大学から、関西学院大学・近畿大学などの私立大学、大阪芸術大学や京都造形芸術大学まで、さまざまな大学が並んでいます。
職種によって対象の学部が分かれる
採用職種は、開発職(理系のみ)と営業技術職(全学部・全学科)の2つです。開発職は、ソフトウェア・電子回路・ヘッドなどの専門知識が必要なため、理系が対象となっています。
応募はエントリーシートが中心
応募はエントリーシートによる方法のみで、成績証明書などの書類は、二次面接の時点で準備する流れです。大学名よりも、エントリーシートと面接で、人柄や意欲が見られると思います。
かつ丼
大学名よりも、『技術やものづくりにどう関わりたいか』を、自分の言葉で話せるかが大事だと思うよ。
4. 紀州技研工業の就職難易度・採用倍率
採用倍率は公表されておらず、かつ丼調べでも信頼できる数値は確認できませんでした。公式の募集要項には、採用人員が5名と記載されています(掲載ページの更新時期が古い可能性があるため、最新の人数は説明会などで確認してください)。
- 採用人員が5名と少なく、枠が限られている
- 職種が開発職と営業技術職の2つで、専門性や技術への関心が求められる
- 応募期間が3月1日〜3月31日必着と短く、エントリーシートで絞られる
- 従業員数は国内260名の専業メーカーで、規模は大きくない
【カツナビ独自分析】紀州技研工業の就職難易度
★★★☆☆(3.0/5.0) 採用倍率が非公開のため、採用人員(5名)、応募期間の短さ、専門性の必要な職種などから判断した目安です。募集要項の更新時期が古い可能性があるため、暫定的な評価です。
かつ丼
応募期間が短くて、エントリーシートでの応募が必要だから、早めに説明会に参加して準備しておくと安心だと思うよ。
5. 紀州技研工業の平均年収
紀州技研工業は非上場で、平均年収は公式サイトでは公開されておらず、かつ丼調べでも信頼できる数値は確認できませんでした。そのため、ここでは新卒の条件から目安を見ていきます。
公式の募集要項では、初任給(令和6年実績)は、4大卒228,000円、大学院卒243,000円、高専卒208,000円、短大・専門学校卒198,000円です。27卒向けの開発職の掲載では、大学卒235,500円、大学院卒250,500円と記載されていました。賃金改定は年1回(4月)、賞与は年2回(6月・12月)です。かつ丼調べでは、2024年実績で昇給率5.50%、賞与は年間平均5.36か月分と掲載されています。
営業技術職の場合は、入社後約6か月の本社研修のあとに営業所へ配属されると、営業手当(月額9,000円)と固定残業手当(月額96,000円・60時間分)が支給されると掲載されています。超過分は別途支給です。
【カツナビ独自分析】紀州技研工業の給与水準
★★★★☆(4.0/5.0) 平均年収が確認できないため、初任給、賞与(年間平均5.36か月分)、昇給率(5.50%)などから判断した暫定的な評価です。ただし、営業技術職は固定残業手当(60時間分)が含まれる点に注意が必要です。
かつ丼
営業技術職は、固定残業手当が60時間分も含まれているみたいだから、配属後の手当や働き方は、説明会でしっかり確認してほしいな。
6. 紀州技研工業の福利厚生
紀州技研工業の主な福利厚生・働き方(公式サイトより)
- 勤務時間:8:30〜17:30
- 休日:土・日曜日、祝日、夏期休暇、年末年始休暇(年間休日120日。27卒向けの掲載では122日)
- 休暇:有給休暇(最高40日)、慶弔休暇
- 諸手当:営業手当、役職手当、家族手当、地域手当、通勤手当、時間外勤務手当
- 各種社会保険、生命保険、退職金制度
- 年1回の社員旅行(会社全額負担)、5年ごとの海外旅行(会社全額負担)
- 会員制リゾートホテルの利用、親睦会行事
かつ丼
社員旅行や海外旅行が会社負担なのは、めずらしくて魅力的だと思うよ。育休などの制度は公式に載っていなかったから、気になる人は説明会で聞いてみてね。
7. 紀州技研工業が求める人物像
公式サイトに「求める人物像」の専用ページは見当たりませんでしたが、募集要項の記載や会社概要のメッセージから、次のような人が求められていると読み取れます。
未来を切り開く挑戦ができる人
募集要項では、採用活動を通じて「未来を切り開く人材と出会いたい」と書かれています。会社概要でも、マーキング・テクノロジーの分野で新しいパラダイムを創造すると掲げられており、新しいことに挑戦できる人が向いていると思います。
技術に興味を持ち、お客様と対話できる人
営業技術職は、お客様と技術的な打ち合わせを行いながら、ニーズに合った製品を提案する仕事とされています。納入後のメンテナンスも担当するため、技術への興味と、お客様の話を聞いて課題を整理できる姿勢が大切だと思います。
変化に素早く対応できる人
会社概要では、市場の変化やニーズの多様化に、スピーディーに対応する経営を行うと書かれています。多品種少ロット生産やトレーサビリティなど、お客様の要望が変わるなかで、柔軟に動ける人が活躍しやすいと思います。
8. 紀州技研工業の選考フローと対策
紀州技研工業の選考では、筆記試験やWEBテスト、適性検査は原則として実施されません。 公式に「筆記・適性検査は実施していません」と明記されており、グループディスカッションなども行われないため、事前のWEBテスト対策は不要です。選考はエントリーシートによる書類選考と、複数回の個人面接のみで進む、完全な「人物・面接重視」の採用スタイルとなっています。そのため、「なぜこの業界なのか」「入社して何を実現したいか」を面接で熱意を持って伝える準備に集中しましょう。
選考フロー(確認できた範囲)
採用説明会
スケジュールは、公式の採用説明会ページで案内されています。
エントリーシートによる応募
郵送、または新卒エントリーサイトで受け付けます。応募期間は3月1日〜3月31日(必着)です。
面接選考
日程は、エントリー受付後に担当者から連絡があります。二次面接以降があることが示されています。
書類提出・内定
成績証明書、健康診断証明書、卒業見込み証明書は、二次面接のときに用意します。
ES対策
エントリーシートによる応募が選考対象の条件です。設問の詳細は確認できませんでしたが、「なぜ印字の技術なのか」「開発職か営業技術職のどちらで何をしたいか」を整理して、具体的に書けるように準備しておきましょう。
企業研究
公式サイトで、オンデマンド式・連続式のインクジェットプリンター、ローラーコーダー、印字検査装置、UV照射機、金属ナノ粒子インクといった製品を確認しておきましょう。導入事例や、インクの独自開発のページも、志望動機の材料になります。
面接対策
面接の内容は確認できませんでしたが、営業技術職は営業所への配属が前提で、勤務地は北海道から鹿児島まで14都道府県の営業所です。勤務地の希望や、地方で働くことへの考え方も整理しておくと安心です。
かつ丼
選考の詳細が公式に少ないから、説明会で『配属後の働き方』や『選考の流れ』を直接聞いてみるのがおすすめだと思うよ。
9. かつ丼が語る紀州技研工業のリアル
かつ丼
専業メーカーだから、印字の技術を深く学べるのが魅力だと思うよ。賞与や昇給率の掲載も高めで、社員旅行などの制度もユニークだね。一方で、営業技術職は固定残業手当が60時間分含まれているみたいだし、営業所が全国に広がっているから、勤務地や働き方はしっかり確認しておきたいな。非上場で、平均年収や選考の詳細も公式に載っていないから、説明会で気になる点を直接聞くのがいちばんだと思うよ。
10. まとめ
紀州技研工業は、産業用インクジェットプリンターとローラーコーダーの専業メーカーとして、身のまわりのあらゆる商品への印字を支えています。学歴フィルターはほとんどなく、営業技術職は文理を問わず応募できます。一方で、採用人員が少なく、選考や勤務条件の詳細は公式に限られているため、説明会で確認しながら準備を進めましょう。
こんな悩みはありませんか?
- メーカーの技術系営業に興味があるけど、文系で不安
- 採用人数が少なくて、選考を突破できるか心配
- 志望動機やESをプロに見てもらいたい
11. 紀州技研工業志望なら「エジェガチャ」で選考対策しよう
紀州技研工業のように、採用人数が限られる専業メーカーは、志望動機の作り込みで差がつきやすいです。一人で悩むより、就活のプロに相談しながら準備を進めるほうが、選考対策の精度も上がります。
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