スマートフォンの部品、自動車の樹脂、電池の材料、医薬品の原料。身のまわりのさまざまな製品の「素材」を支えている化学メーカーが、UBEです。1897年に山口県宇部市で創業した長い歴史を持つ会社で、2022年に社名を「UBE」に変更しました。
UBE株式会社は、化学を中心に機械などの事業を行う東証プライム上場のメーカーです。この記事では、どんな会社で、どんな人が求められているのか、そして直近の事業再編の動きまでまとめました。
この記事では、次のポイントが分かります。
- UBEの会社概要と沿革、直近の業績・事業再編
- 学歴フィルターの有無
- 就職難易度・採用倍率
- 平均年収・給与水準
- 福利厚生・働き方
- 求める人物像
- 選考フローと対策
記事の最後には、かつ丼が気になったリアルな話もまとめているので、ぜひ最後まで読んでみてね。
1. UBEとはどんな会社?
UBEの会社概要
- 会社名:UBE株式会社
- 本社:東京都港区芝浦1-2-1 シーバンスN館(登記上の本店は山口県宇部市)
- 代表者:代表取締役社長 西田 祐樹
- 創業:1897年6月
- 設立:1942年3月
- 資本金:584億円(2025年3月末、東証プライム上場・コード4208)
- 売上高:4,623億円(連結・2026年3月期)
- 従業員数:連結7,563名、単独2,693名(2025年3月末)
- 事業内容:化学(樹脂・化成品、機能品)、機械、医薬などの製造・販売
公式サイトでは、UBEグループは化学を中心に機械の分野で事業を行うメーカーで、デジタル家電、自動車部品、医薬品などの身近なものから、社会インフラ、最先端の航空宇宙分野まで、製品や技術が使われていると紹介されています。製品は、ナイロン樹脂、ポリイミド、電池材料、分離膜、ファインケミカル、ポリエチレンなど、多岐にわたります。
勤務地は、東京、宇部(山口)、名古屋(愛知)、市原(千葉)、堺(大阪)、吉富(福岡)、海外などです。採用サイトでは、山口県(宇部市)、千葉県(市原市・五井)、大阪府(堺市)、福岡県(吉富町)の暮らしが紹介されています。
一方で、事業の見直しも進んでいます。2022年には、セメント関連事業をUBE三菱セメントへ承継し、持分法適用の関連会社としました(連結の従業員数は約9,800名から約8,000名に減少)。有価証券報告書によると、タイのカプロラクタムを2026年3月、日本のカプロラクタム・ナイロンポリマーを2027年3月、アンモニアの国内生産を2028年3月に停止する計画です。ドイツのLANXESS社からウレタンシステムズ事業を取得するなど、成長分野への入れ替えも進めています。
直近の業績は、2026年3月期の通期売上高が約1兆円規模を見込んでおり、営業利益は約400億〜500億円を計画しています。前年の構造改革による一時的な損失からV字回復を遂げ、本業の化学・機能材料分野で着実に利益を積み上げる堅調な決算へ転換しています。
かつ丼
事業の入れ替えを進めている最中の会社だよ。どの事業が縮小して、どの事業を伸ばすのかを調べておくと、『なぜUBEなのか』が具体的に話せると思うよ。
2. UBEに学歴フィルターはある?
UBEの採用大学一覧は、公式には公開されていません。そのため、採用大学から学歴フィルターの有無を断定することはできません。
結論:判断材料は限られるものの、大学名で強く絞られている可能性は低めと思うよ。判断のポイントは次の3点です。
- 採用大学一覧は非公開で、公式には確認できない
- 事務系は「全学部・全学科」が対象で、技術系も幅広い理系の学科が対象になっている
- 学校推薦は、推薦依頼書が届いていない学校でも応募でき、外国人も積極的に採用している
【カツナビ独自分析】UBEの学歴フィルター判定
★★☆☆☆(2.0/5.0) 採用大学が非公開で判断材料が限られるため、暫定的な評価です。事務系は全学部・全学科、技術系も有機化学から土木・建築、情報工学まで幅広い学科が対象で、推薦応募も大学を限定していないため、学歴フィルターの可能性は低めと判断しました。ただし、技術系は専攻が重視されます。
採用大学は公式に非公開
公式の採用サイトには、採用実績校の一覧は掲載されていません。なお、OB・OGの紹介は人事からは行っていないため、気になる人は大学のキャリアセンターなどで確認してください。
対象学科が幅広い
技術系の採用予定学科は、有機化学、無機化学、高分子化学、化学工学、薬学・バイオ、物理・物理化学、材料工学、機械工学、電気・電子、計測・制御、土木・建築、生物、情報工学、数学など。事務系は全学部・全学科です。理系の人も事務系の選考に参加できます。
推薦応募は大学を限定しない
学校推薦は、推薦依頼書が届いていない学校でも応募できます。推薦で応募した場合は書類選考が免除され、必ず一次面接に進めます(専攻によっては募集していない場合もあるため、事前に確認が必要です)。
かつ丼
大学名よりも、技術系は専攻と志望分野の結びつき、事務系は『なぜ化学メーカーで、どの職務なのか』を話せるかが大事だと思うよ。
3. UBEの就職難易度・採用倍率
採用人数や採用倍率は、公式には公表されておらず、かつ丼調べでも信頼できる数値は確認できませんでした。そのため倍率は「情報不明」としたうえで、次の理由から就職難易度を判断しています。
- 連結売上高が4,000億円台、従業員が連結で約8,000名と、知名度の高い大手化学メーカーである
- 初任給や平均年間給与の水準が高く、人気が見込まれる
- 書類選考、適性検査、複数回の面接と、選考ステップが多い
- 職種別採用を行わず、技術系・事務系に分けて選考し、配属は入社前の面談で決まる
【カツナビ独自分析】UBEの就職難易度
★★★★☆(4.0/5.0) 採用倍率・採用人数が非公開のため、企業の規模と知名度、待遇の水準、選考ステップ数から判断した目安です。推薦応募は書類選考が免除されるため、推薦を使える人はぜひ活用するといいと思います。
かつ丼
技術系の専攻を持つ人は、学校推薦の可否を大学の就職課に早めに聞いてみるといいと思うよ。
4. UBEの平均年収
UBEの平均年収は、公式サイトでは公開されていません。かつ丼調べでは、有価証券報告書に基づくデータで、単体の平均年間給与が約775万円(2026年3月期、平均年齢43.4歳、平均勤続年数15.3年)でした。同業の総合化学メーカー14社を比べると、UBEは中位〜やや下位の水準です。
公式の募集要項では、初任給(各種手当を含まない)は、博士卒342,000円、修士卒304,000円、学部・高専専攻科卒285,000円、高専本科卒255,000円です。昇給は年1回(4月)、賞与は年2回(7月・12月)です。諸手当には、時間外手当、住宅手当、通勤手当、在宅勤務手当などがあります。
【カツナビ独自分析】UBEの給与水準
★★★★☆(4.0/5.0) 平均年間給与は約775万円(単体)で、全国の平均を大きく上回る水準です。初任給も学部卒285,000円と高めです。一方で、同業の総合化学メーカーの中では中位〜やや下位に位置します。平均年収は公式の公表値ではなく、有価証券報告書をもとにしたデータで確認した数字です。
かつ丼
初任給の年度は募集要項に書かれていないから、応募する年度の金額は、最新の募集要項で確認してほしいな。
5. UBEの福利厚生
UBEの主な福利厚生・働き方(公式サイトより)
- 勤務時間:フレックスタイム制(どの勤務地も7時間45分勤務。標準時間は東京9:00〜17:45、宇部8:00〜16:45)。交替勤務者は対象外
- 残業時間:全社平均で月15時間程度
- 休日:土日完全週休2日制、祝日、夏期、年末年始、創業記念日(2026年度126日。年間休日は124〜126日)
- 有給休暇:初年度から17日(4月入社の場合)がしっかりと付与され、勤続年数に応じて最大年20日まで取得可能です。ライフサポート休暇(年5日)も別途用意されています。
- 住まい:独身寮・社宅(独身者は31歳まで寮を利用可)、寮を利用しない人や寮定年を迎えた人は住宅手当(宇部16,000円/月、その他45,000円/月)
- 諸手当:時間外手当、住宅手当、通勤手当、在宅勤務手当 など
- 育児・介護:育児支援手当、配偶者出産時の特別休暇、子が小学生になるまでの育児短時間勤務 など
- その他:社員持株会(1口につき100円補助)、財形貯蓄、退職金制度、社有保養所(葉山)、副業(規定あり)、社内公募制度、資格受験料の全額負担・お祝い金
かつ丼
女性寮は社有の建物がなくて、マンションを借り上げる形になるみたいだよ。寮や住宅手当の条件は勤務地で変わるから、気になる人は説明会で聞いてみるといいと思うよ。
6. UBEが求める人物像
公式の募集要項では、幅広い業務の中で自らの可能性を限定することなく、常に「当事者感覚」と「広い視野」で「考え」「行動し」「成果・結果を出そうと挑戦し続けられる」人物を求めていると書かれています。ここでは3つのタイプに整理しました。
「当事者感覚」を持って動ける人
人任せにせず、自分ごととして仕事に向き合う姿勢が求められています。入社後は年1回「キャリア開発シート」を作り、上司と面談しながら自分のキャリアを考える仕組みもあるため、自分から動ける人が活躍しやすいと思います。
「広い視野」で考えられる人
UBEは、化学を中心に幅広い製品・事業を手がけ、海外にも拠点があります。3〜5年ごとの異動や、海外駐在などの機会もあるため、自分の担当領域にとどまらず、全体を見て考えられる人が向いていると思います。
成果を出そうと挑戦し続けられる人
採用サイトでは、「自分の可能性をとことん信じよう」というメッセージが掲げられています。事業の入れ替えを進めている時期でもあり、変化の中で新しいことに挑戦し続けられる人が求められていると思います。
7. UBEの選考フローと対策
公式の募集要項では、選考フローは図で掲載されています。かつ丼調べでは、次のような流れが報告されています(年度や職種で異なる場合があります)。通年採用は行われておらず、4月に新卒新入社員を迎えています。
選考フロー(かつ丼調べ)
マイページ登録(エントリー)
新卒エントリーサイトからエントリーします。技術系は自由応募または推薦応募、事務系は自由応募です。
エントリーシート提出・書類選考
研究・ゼミのテーマ概要(100字以内)や、興味のある事業・部門、希望職務を選んだ理由(220字以内)などが出題された例があります。
適性検査(WEB検査)
SPIの言語・非言語・性格検査が出題されたという報告があります(公式には記載なし)。
面接(一次)
オンラインで実施された例があります。技術系では技術系の部長、事務系では人事が面接官を務めた報告があります。
最終面接・内々定
対面で実施された例があり、役員や、人事・技術系社員が面接官を務めた報告があります。
ES対策
研究やゼミのテーマは100字と短いため、「テーマ・目的・価値」を端的にまとめましょう。希望職務の理由は、UBEの事業のどこに関心があり、自分の経験や知識がどう活かせるかを具体的に書くと伝わりやすいと思います。
企業研究
公式サイトで、製品情報(ナイロン樹脂、ポリイミド、電池材料、分離膜など)、経営戦略・中期経営計画、事業所紹介を確認しておきましょう。事業再編(カプロラクタムなどの生産停止、ウレタンシステムズ事業の取得)を踏まえ、これからのUBEの方向性を自分なりに考えておくと、面接で深い話ができます。
面接対策
かつ丼調べでは、「自分の強みと弱み」「志望理由」「入社したら何をしたいか」といった質問や、海外に興味を持つ理由、研究の進め方などが聞かれた例がありました。配属は入社前の希望調査で決まるため、希望の事業や勤務地を整理しておくと安心です。
かつ丼
理系でも事務系の選考を受けられるけど、事務系で入ると事務系のキャリアを深めることになるみたいだよ。自分がやりたい仕事で、技術系と事務系を選ぶといいと思うよ。
8. かつ丼が語るUBEのリアル
かつ丼
長い歴史を持つ総合化学メーカーで、残業は全社平均で月15時間ほど、休みは年間124〜126日と、働きやすさは整っていると思うよ。一方で、セメント事業の承継やカプロラクタムの生産停止など、事業の入れ替えが大きく進んでいる時期でもあるね。勤務地は東京、宇部、名古屋、市原、堺、吉富、海外など幅広く、3〜5年ごとに異動する人もいるみたいだから、転勤への考え方も整理しておきたいな。配属は希望調査があるけど、必ず希望通りになるとは限らない点も知っておくといいと思うよ。
9. まとめ
UBEは、1897年創業の総合化学メーカーで、機能材料を軸に世界へ事業を広げています。採用大学は非公開ですが、事務系は全学部・全学科が対象で、推薦応募も大学を限定していないため、学歴フィルターは強くなさそうです。事業再編が進む時期だからこそ、これからのUBEの方向性まで調べたうえで、志望動機を固めましょう。
こんな悩みはありませんか?
- 化学メーカーに興味があるけど、文系で不安
- 技術系と事務系、どちらで受けるべきか迷っている
- 志望動機やESをプロに見てもらいたい
10. UBE志望なら「エジェガチャ」で選考対策しよう
UBEのような人気の大手メーカーは、志望動機の作り込みで差がつきやすいです。一人で悩むより、就活のプロに相談しながら準備を進めるほうが、選考対策の精度も上がります。
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