「マスワークスってどんな会社?」「MATLABを作っている会社って聞いたことあるけど本当?」——理系の大学で一度は名前を聞いたことがあるかもしれないこの会社について、こうした疑問を持つ就活生も多いのではないでしょうか。
マスワークス合同会社は、技術計算ソフトウェア「MATLAB」と、モデルベースデザイン(MBD)ソフトウェア「Simulink」を展開する、米国MathWorks, Inc.の日本法人です。自動車・航空宇宙・通信・エレクトロニクス・産業オートメーションなど、幅広い産業のエンジニアや研究者に使われている、いわば「エンジニアのためのツール」を作っている会社と言えます。
この記事では、以下のポイントを解説していきます。
- マスワークスとはどんな会社か
- 学歴フィルターの有無
- 就職難易度・採用倍率
- 平均年収
- 福利厚生・働き方
- 求める人物像(コアバリュー)
- 選考フローと対策
後半では「かつ丼」がマスワークスのリアルな部分についてもコメントしているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. マスワークスとはどんな会社?
マスワークスの基本情報
- 日本法人設立:2007年8月(日本オフィス開設は2009年7月)
- 米国本社:MathWorks, Inc.(1984年設立)
- 事業内容:技術計算ソフト「MATLAB」、モデルベースデザインツール「Simulink」の開発・販売・サポート
- 従業員数:日本法人250名、グローバル全体1,000名以上
- 本社:東京都港区赤坂(名古屋・大阪にもオフィスあり)
マスワークスは、世界中のエンジニアや科学者が「発見、革新、開発を加速させるためのツール」として活用している、技術計算ソフトウェア「MATLAB」と「Simulink」を開発する会社です。日本国内の製造業や研究機関、大学の研究者・開発者から長年支持されてきた実績があり、2009年に日本オフィスを開設。現在は東京・名古屋・大阪の3拠点で、米国・インド・英国等の開発拠点で生まれた製品の販売、エンジニアリング支援、トレーニング、コンサルティングサービスを提供しています。
会社形態は「合同会社」で、米国MathWorks, Inc.の100%子会社として株式公開を行わず、迅速な意思決定ができる体制を選んでいるとされています。「会社は社員みんなのもの」という考え方のもと、社員を「Employee」ではなく「スタッフメンバー」と呼び、利益配分制度や半期ごとの賞与制度を通じて、全社員に利益を還元する文化があるとの情報もあります。
かつ丼
理系の大学生なら、研究室の授業でMATLABを触ったことがある人も多いかもしれないね。「使ったことがあるソフトを作っている会社」というのは、企業研究のとっかかりとしてすごく分かりやすいポイントだと思うよ。
2. マスワークスに学歴フィルターはある?
マスワークスの学歴フィルターの有無について、公式に明言された情報は確認できませんでした。確認できる情報から考えると、以下のような状況です。
- 公式の採用サイトでは、大学名や偏差値による制限は一切明記されておらず、「エンジニアリングやコンピューター科学分野の卒業生」「非エンジニアの新入社員」も対象とされている
- 選考プロセスの説明でも、学歴条件よりも「MathWorksへの応募理由をしっかり準備できているか」「熱意を示せるか」が重視されると案内されている
- 技術職の選考では、学歴よりも実際のライブコーディングテストなど、実務スキルを直接確認するプロセスが用意されている
【カツナビ独自分析】マスワークスの学歴フィルター判定
学歴フィルター度:★☆☆☆☆(1.0/5.0) 大学名による制限を示す情報は確認できず、技術職ではライブコーディングテストのような実務スキルを直接測る選考プロセスが用意されています。学歴よりも実践的なスキルと熱意が評価される可能性が高いと考えられます。
対象は「専攻」であり「大学名」ではない
公式の学生・新卒向け採用ページでは、「エンジニアリングやコンピューター科学分野の卒業生」といった専攻分野の言及はあるものの、特定の大学名や偏差値による制限は見当たりません。理系分野を中心としつつも、非エンジニア職の新卒採用も行っている点が特徴です。
実務スキルを直接確認する選考プロセス
公式FAQによると、技術職の選考では「オンライン環境を共有し、ライブコーディングテストを行っていただくこともあります」とされています。学歴という間接的な指標よりも、実際に手を動かして確認できるスキルを重視する姿勢がうかがえます。
英語力は必須条件
公式FAQでは「MathWorksでは、すべての職種で英語力が求められます」と明記されており、応募時の履歴書もまず英語で作成することが推奨されています。学歴以上に、外資系企業で働くための語学力が、実質的な選考基準の一つになっていると考えられます。
かつ丼
大学名より「専攻分野」と「英語力」が重視されそうな会社だね。学歴に自信がなくても、技術力や語学力を磨いておけば十分チャンスがありそうだよ。
3. マスワークスの就職難易度・採用倍率
マスワークスの採用倍率を示す公式データや、就職口コミサイトの集計データは確認できませんでした。難易度を考えるうえでは、以下の点が参考になります。
- 選考は「電話・オンライン面接」から始まり、正式な面接では「オールハンズ プレゼンテーション」+複数の個別面接という、比較的しっかりした構成になっている
- 面接は4〜5人の面接担当者とほぼ1日かけて行われる、外資系企業らしい濃密な選考プロセス
- 選考の最終段階では、指導教授などを含む照会先(リファレンス)3件の確認も行われる
- MATLABという製品の知名度は高い一方、日本オフィスの採用人数はそれほど多くないと考えられ、狭き門になる可能性がある
【カツナビ独自分析】マスワークスの就職難易度
就職難易度:★★★☆☆(3.0/5.0) 面接がほぼ1日かけて行われ、リファレンスチェックも実施されるなど、選考プロセスはかなり丁寧かつ濃密です。倍率を示す客観的データはありませんが、しっかりとした準備が必要な選考と考えられます。
かつ丼
面接が1日がかりで、しかもリファレンスチェックまであるのは、外資系企業らしいしっかりした選考プロセスだね。中途半端な準備では太刀打ちできなさそうだから、早めの対策がオススメだよ。
4. マスワークスの平均年収
公式の新卒向け初任給データは確認できませんでしたが、正社員全体の平均年収については、就職口コミサイトの集計で976万円という数値が示されています(17人の回答データ)。SIer・ソフト開発・システム運用業界の平均年収(581万円)と比較すると395万円高く、非常に高い水準です。職種別では、エンジニアの平均年収が1,024万円とされています。
就職口コミサイトの口コミによると、給料は職責(レベル)と目標達成度に応じて決まる制度で、年4回、会社の業績の一部が給与に還元される仕組みがあるとされています。営業職はインセンティブ制で、固定給とコミッションの割合が6:4程度になるケースがあるとの口コミもあり、成果次第で年収が大きく変動する可能性があります。
【カツナビ独自分析】マスワークスの年収レベル
年収レベル:★★★★★(4.5/5.0) SIer・ソフト開発業界の平均を大きく上回る高水準です。ただしこれは主に中途入社者のデータであり、新卒入社時の初任給とは水準が異なる可能性がある点に留意してください。
かつ丼
976万円っていう数字はかなりインパクトがあるけど、口コミの多くが中途入社の社員のデータだから、新卒の初任給がそのまま当てはまるわけではなさそうだよ。あくまで将来的な目安として捉えておくといいと思うよ。
5. マスワークスの福利厚生・働き方
確認できた働き方に関する情報
- ハイブリッドワークモデル(週3日以上オフィス勤務、うち2日は全員出社日、年4週間はオフィス以外での勤務も選択可能)
- 月間平均残業時間:12.2時間(就職口コミサイトの集計より)
- 有給休暇消化率:74.6%(就職口コミサイトの集計より)
- 従業員紹介制度あり
- ビザのスポンサーとして移民手続きを支援する場合がある(職種・候補者による)
- 専門知識を要する職種では、転居支援制度がある場合がある
入社後は、人事部主催の「新入社員オリエンテーション」から始まり、「MathWorksバディ」と呼ばれるお世話係が企業文化の理解をサポートしてくれる仕組みがあります。入社後6か月以内には、会社の沿革・文化・バリューを学ぶ3日間の「Big Picture オリエンテーション」に参加するとされ、全社員に年間40時間以上の専門トレーニング受講が奨励されています。
かつ丼
月の残業が12.2時間、有給消化率74.6%っていうのは、外資系企業の中でもかなり働きやすい部類だと思うよ。入社後のオリエンテーションやバディ制度も充実しているから、外資系企業特有の「放置される不安」は少なそうだね。
6. マスワークスが求める人物像(コアバリュー)
マスワークスは「Do the Right Thing(正しいことをする)」を基本理念とし、5つのコアバリューを公式に掲げています。中でも新卒採用において特に重視されると考えられるのが、以下の3つです。
継続的な改善と卓越性の追求
「成功とは、正しいことを正しく行うこと」と定義し、技術革新・創造性・最先端を奨励する姿勢が掲げられています。「普通を期待以上のものにする」「リスクを冒して新しいことに挑戦する」といった行動指針からも、現状維持に満足しない姿勢が重視されているとみられます。
学習と自己研鑽
「世界に対する好奇心を持ち、生涯学習への情熱を持つ」ことがコアバリューとして掲げられています。「たとえそれが今日の仕事に直接役立たなくても、新しいことに挑戦する」という考え方は、変化の速いテクノロジー業界で働くうえで欠かせない資質と言えます。
尊重と投資
「他人にしてもらいたいと思うことを他人になせ(黄金律)」という価値観のもと、お互いに敬意を持ち、公正かつ誠実に接する姿勢が重視されています。「一緒に働く仲間を指導し、育成し、教育する」という考え方からも、個人プレーよりもチームでの成長を大切にする社風がうかがえます。
7. マスワークスの選考フローと対策
選考フロー(公式FAQに基づく一般的な流れ)
キャリアアカウント作成・応募
公式の求人検索から興味のある職種を探し、キャリアアカウントを作成して応募する。LinkedInアカウントでのサインインも可能。
電話・オンライン面接
採用担当者または採用責任者による最初の面接。応募から1週間ほどで連絡が来ることが多いとされる。
正式な面接(オールハンズ+個別面接)
採用に関わるメンバー全員が参加する「オールハンズ プレゼンテーション」から始まり、4~5人の面接担当者とほぼ1日かけて面接が行われる。
リファレンスチェック
選考プロセスの最終段階で、採用責任者が照会先(リファレンス)3件を確認。新卒者は指導教授を記載することが多い。
内定・オンボーディング
内定後は新入社員オリエンテーションからスタートし、MathWorksバディが企業文化理解をサポートする。
ES対策
「なぜエンジニアリング・テクノロジー業界か」「なぜマスワークスか」を一貫したストーリーで語れるように準備しましょう。公式FAQでも「MathWorksへの応募理由を尋ねられた場合に、しっかりとした準備をして熱意を示すことができれば、採用チームも心を動かされる」とされているため、単なる製品への興味だけでなく、会社全体への熱意を伝えることが重要です。
企業研究
「MATLAB」「Simulink」という製品が、自動車・航空宇宙・通信など幅広い産業のエンジニアに使われている点や、非上場の合同会社として迅速な意思決定を実現している経営スタイルは必ず押さえておきましょう。「Do the Right Thing」という基本理念や、5つのコアバリューへの理解を深めておくことも、面接での質疑に深みを持たせます。
面接対策
公式FAQによると、面接では「プロジェクトにおける役割だけでなく、直面した困難やそれを打開した方法」を、「私たち」ではなく「私」を主語にして説明することが重要とされています。チームの功績であっても、自分自身がどのように貢献したかを具体的に語れるように準備しておきましょう。技術職を志望する場合は、ライブコーディングテストへの対策も忘れずに行っておくことをおすすめします。
かつ丼
「私たち」ではなく「私」を主語に話す、というアドバイスは外資系企業らしい視点だね。チームでの経験を語るときも、自分がどう貢献したかを具体的に整理しておくといいと思うよ。
8. かつ丼が語るマスワークスのリアル
かつ丼
マスワークスは、「MATLAB」「Simulink」という理系学生には馴染み深いツールを作っている、ちょっと特別な外資系企業だと思うよ。ハイブリッドワークや充実したオンボーディング制度など、働きやすさへの配慮もしっかりしている印象だね。一方で、面接がほぼ1日がかりでリファレンスチェックまであるなど、選考自体はかなり本格的だから、「なんとなく」で受けるのはオススメしないよ。企業研究とコアバリューへの理解をしっかり深めてから挑戦するのがいいと思うよ。
9. まとめ
マスワークスは、技術計算ソフト「MATLAB」とモデルベースデザインツール「Simulink」を展開する、米国MathWorks, Inc.の日本法人です。学歴による制限を示す情報はなく、専攻分野・実務スキル・英語力が重視される選考と考えられます。面接はほぼ1日がかりで行われるなど本格的な選考プロセスですが、その分、入社後のオンボーディングや研修制度も手厚く整っています。
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10. マスワークス志望なら「エジェガチャ」で選考対策しよう
ここまで、マスワークスの学歴フィルターや就職難易度、選考対策について解説してきました。とはいえ、「外資系ソフトウェア企業の選考をどう対策すればいいかわからない…」という人も多いのではないでしょうか。
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