「リオンって、補聴器の会社なんだよね?」「音や振動を測る技術って、具体的にどんな場面で使われているんだろう?」と気になっている就活生は多いのではないでしょうか。
リオン株式会社は、日本で初めて量産型の補聴器を世に送り出した「リオネット」の開発元で、補聴器・医用検査機器を中心とした医療機器事業、音響・振動計測器を扱う環境機器事業、そして半導体などの製造現場に欠かせない微粒子計測器事業を展開する、東京証券取引所プライム市場上場のメーカーです。2026年3月期の連結売上高は285億円です。
この記事では、公式情報とかつ丼が独自に調べた情報をもとに、次のポイントをまとめました。
- リオンの事業内容と、80年を超える会社の歴史
- 学歴フィルターの有無
- 就職難易度の目安
- 平均年収と初任給
- 福利厚生と働き方
- 求める人物像
- 選考フローと対策
記事の最後には、かつ丼が感じたリオンのリアルもお届けします。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
1. リオンとはどんな会社?
リオンの会社概要
- 会社名:リオン株式会社(RION Co.,Ltd.)
- 本社:東京都国分寺市東元町3-20-41
- 設立:1944年(昭和19年)6月21日
- 資本金:20億7,925万円(2026年3月31日現在)
- 上場:東京証券取引所プライム市場(証券コード6823)
- 代表者:代表取締役社長 加藤 公規
- 従業員数:1,003名(連結・2026年3月31日現在)
- 売上高:285億195万円(2026年3月期・連結)
- 事業内容:医療機器事業(補聴器、医用検査機器)、環境機器事業(音響・振動計測器)、微粒子計測器事業
リオンの事業は、大きく3つに分かれています。1つ目は、補聴器「リオネット」やオージオメータなどの耳鼻科関連の医用検査機器を扱う医療機器事業です。2つ目は、環境保全や産業分野で使われる騒音計・振動計などの音響・振動計測器や、震災対策に使われる地震計測システムを扱う環境機器事業です。3つ目は、半導体・薬品工業・精密工業などの清浄度管理に欠かせない微粒子計測器事業で、液中微粒子計の分野では世界でもトップクラスのシェアを持つとされています。
会社の始まりは、1944年、音響学・物理学の民間研究所である一般財団法人小林理学研究所の研究成果を製品化する目的で設立された「株式会社小林理研製作所」です。1948年に日本初の量産型補聴器を発売し、以来「リオネット」の名で親しまれ、国内で常に最大級のシェアを維持してきました。1960年には、理学の「リ」と音響の「オン」に由来して「リオン株式会社」に社名を変更しています。その後も、世界初のデジタル騒音計(1970年)、世界初のデジタル補聴器(1991年)、世界初の軟骨伝導補聴器(2017年)など、数々の「世界初」「日本初」の製品を生み出してきました。2000年に株式を店頭公開して以降、東証二部、東証一部、東証プライムと市場を移行し、2022年にはノルウェーの計測器メーカー・ノルソニック社を買収するなど、海外展開も進めています。
かつ丼
補聴器のイメージが強いかもしれないけど、実は半導体工場のクリーンルーム管理に欠かせない微粒子計測器でも世界トップクラスのシェアを持っているんだね。福祉と最先端の製造業、両方を支えている会社だと考えると、事業の幅広さがイメージしやすいと思うよ。
2. リオンに学歴フィルターはある?
リオンは、採用大学の一覧を公式サイトで公開していません。そのため、この章では公式の募集要項とFAQの内容から判断します。
結論から言うと、学歴フィルターは弱いと考えられます。ただし、実態を裏付ける大学別のデータは確認できないため、参考情報としてご覧ください。
ポイントは次の3つです。
- 公式FAQに「選考に際して、特に資格が必要ということはありません」と明記されている
- 総合コースは文系・理系を問わず募集しており、募集学科も「全学科」とされている
- 公式FAQには「配属先の仕事は、学歴で決まるのですか」という質問への回答として、学歴による差別はしていない旨が案内されている
【カツナビ独自分析】リオンの学歴フィルター判定
★★☆☆☆(2.0/5.0) (星が多いほどフィルターが強い目安です)公式に資格要件はなく、総合コースは全学科が対象です。学歴による差別はしていないという趣旨の回答もFAQにあり、フィルターは弱めと判断しました。
「特に資格は必要ない」と明言
公式FAQの「選考に際して、何か資格は必要ですか」という質問に対し、「特に資格が必要ということはありません」と回答されています。大学名や特定の資格による足切りをうかがわせる記載はありません。
総合コースは全学科が対象
募集は「研究・製品開発コース」「製造技術コース」「総合コース」の3つに分かれ、研究・製品開発コースと製造技術コースは理工系全学科、総合コースは全学科が対象です。理工系で「リオンで働きたいが希望職種が明確でない」という方にも、総合コースという受け皿が用意されています。
配属は学歴で決まらないと公式に説明
公式FAQには、大学院の専攻と配属先の関係についての質問に対し、学歴による差別はしていない旨の回答があります。専攻分野を活かせるかどうかは選考の中で確認されると考えられますが、学歴そのもので機械的に振り分けられるわけではなさそうです。
かつ丼
「特に資格は必要ない」とはっきり書いてくれているのは、就活生にとって安心材料だと思うよ。採用大学は非公開だから、気になる人は会社説明会で直接社員と話す機会を活用して、雰囲気をつかんでおくといいかもね。
3. リオンの就職難易度
リオンの就職難易度は、「知名度はニッチだが、国内首位クラスの技術力を持つ優良企業として一定の準備が必要」な水準と考えられます。理由は次のとおりです。
- 補聴器は系列店に強く国内首位クラス、液中微粒子計測器は世界でも上位クラスとされる独自の技術力を持つ
- 東証プライム市場に上場しており、経営の安定性がある
- 採用予定人数は3コース合計で20名と案内されている
- 選考には筆記試験(英語、数学、専門科目)と複数回の面接があり、段階的な選考プロセスが組まれている
【カツナビ独自分析】リオンの就職難易度
★★★☆☆(3.0/5.0) 国内首位クラスの技術力を持つ優良企業ですが、一般消費者向けの知名度はそれほど高くありません。採用予定人数は20名程度で、筆記試験を含む選考プロセスがあるため、しっかりした準備が必要と判断しました。
かつ丼
筆記試験に専門科目が含まれているのは、理工系を目指す人にとっては事前準備がしやすいポイントだと思うよ。逆に文系の人は、英語・数学の基礎をしっかり固めておくと安心だね。
4. リオンの平均年収
リオンの平均年収は、公式サイトでは公開されていません。かつ丼調べによると、有価証券報告書をもとにした情報として、764万円前後(平均年齢41.5歳、平均勤続年数16.9年)という数値が確認でき、時点によっては741万円、810万円という情報もありました。集計時期や算出方法によって数値に幅があるため、あくまで参考情報としてご覧ください。かつ丼調べでは、月間の平均残業時間が35時間程度という情報もあり、同業界の平均と比べるとやや長めとされています。
新卒の初任給は、公式の募集要項によると、大卒260,100円、大学院(修士)卒280,100円です(2026年4月実績)。昇給は年1回(4月)、賞与は年2回(7・12月)です。
【カツナビ独自分析】リオンの平均年収水準
★★★★☆(4.0/5.0) かつ丼調べの有価証券報告書ベースの情報では760万円前後と、日本の給与所得者の平均を上回る水準です。初任給は大卒26万円台と標準的ですが、時期によって数値に幅があるため、正確な数字は選考の場での確認をおすすめします。
かつ丼
平均勤続年数が16.9年というのは、長く働き続ける社員が多い証拠だと思うよ。残業時間はやや長めという情報もあったから、実際の働き方は説明会や社員との対話の中で確認しておくと安心だね。
5. リオンの福利厚生
リオンの福利厚生・働き方(公式サイトより)
- 休日休暇:完全週休2日制(土・日)、祝日、夏季・年末年始、フリー休日(年2回)で年間休日131日(2025年度)。有給休暇(初年度15日)、慶弔休暇、産前産後休暇、育児支援休暇、介護休暇 など
- 勤務時間:本社8:30〜17:00、東京事業所9:00〜17:30、大阪・名古屋・仙台の各事業所9:00〜17:15
- 制度:各種社会保険、持株会、家賃・住宅補助、個人旅行補助、通勤手当、育児休業、育児短時間勤務、介護休業 等
- 施設:独身寮、カフェテリア食堂 など
- 教育研修:新入社員集合研修(入社時、フォローアップ)、階層別研修、職能別研修、技術研修、各種学会への参加 など
かつ丼
独身寮やカフェテリア食堂があるのは、地方の営業所に配属になった場合でも安心できるポイントだと思うよ。家賃・住宅補助もあるみたいだから、一人暮らしを考えている人にはうれしい制度だね。
6. リオンが求める人物像
公式サイトには、「求める人物像」としてまとまった記載は確認できませんでしたが、募集要項の各コースの説明やFAQの回答から、大切にされている姿勢を2つに整理します。
ものづくりへの意欲を持てる人
募集要項の研究・製品開発コースには「メーカーである当社で、技術開発・製品開発を推進したいという意欲をお持ちの方」、製造技術コースには「当社の製造技術部門で、ものづくりを支えたいという意欲をお持ちの方」に応募してほしいと明記されています。音と振動の技術を軸にしたメーカーとして、ものづくりへの純粋な意欲が重視されていると考えられます。
幅広い業務に挑戦しながら成長したい人
総合コースの説明には、「希望職種が明確でない方や、幅広い業務に挑戦しながらスキルアップしたい方に適したコース」と紹介されています。研究、開発、製品設計、製造技術、生産技術、品質管理、営業など、さまざまな部署を経験しながら成長したいという意欲も、大切にされているようです。
7. リオンの選考フローと対策
公式の募集要項では、選考の流れが案内されています。2028年卒向けのエントリーは、就職情報サイトを通じて受け付けています。2029年卒向けの日程や詳細は、公式の採用サイトの最新情報を必ず確認してください。
選考フロー
エントリー
就職情報サイトからエントリーします。エントリーした方に会社説明会等の案内が届きます。
会社説明会(WEB)
説明会に参加したうえで、選考に進むかどうかを決める形式です。
応募書類の提出・書類選考
応募書類を提出し、書類選考が行われます。
筆記試験
試験科目は英語、数学、専門科目です。
面接試験(複数回)
複数回の面接が行われます。回数の詳細は公式には記載がありません。
ES・書類対策
応募書類では、なぜ計測機器メーカーなのか、なぜリオンなのかを、自分の経験と結びつけて書くことが大切です。研究・製品開発コースや製造技術コースを志望する場合は、自分の専攻や研究内容が、補聴器・医用検査機器・音響振動計測器・微粒子計測器のどの分野に活かせるかを具体的に書くと説得力が出ます。
企業研究
企業研究では、公式サイトの「事業案内」で、医療機器事業・環境機器事業・微粒子計測器事業の3つの違いをつかんでおきましょう。「沿革と歴史」で紹介されている数々の「世界初」「日本初」の実績を知っておくと、面接での受け答えに深みが出ます。補聴器という福祉分野と、半導体関連の微粒子計測器という最先端分野を併せ持つ独自のポジションも、押さえておきたいポイントです。
筆記試験・面接対策
選考には英語・数学・専門科目の筆記試験が含まれるため、基礎的な対策をしておくと安心です。面接は複数回にわたって行われるため、「ものづくりへの意欲」「幅広い業務に挑戦する柔軟さ」という2つの求める人物像を意識し、自分の経験をそれぞれに結びつけて話せるように準備しておきましょう。
かつ丼
専門科目の筆記試験があるのは、理工系の人にはしっかり準備すればアドバンテージになるポイントだと思うよ。OB・OG紹介はしていないみたいだけど、会社説明会で社員と話せる機会があるから、そこで疑問点を解消しておくのがおすすめだよ。
8. かつ丼が語るリオンのリアル
かつ丼
リオンは、日本初の量産型補聴器を生み出した「リオネット」の開発元で、補聴器から音響・振動計測器、半導体向けの微粒子計測器まで、音と振動の技術を軸に幅広い事業を展開している会社だよ。独身寮やカフェテリア食堂、家賃・住宅補助など、福利厚生もしっかり整っている印象があるね。選考には「特に資格は必要ない」と公式に明言されているから、学歴に自信がない人でも挑戦しやすいと思うよ。一方で、かつ丼調べでは残業時間がやや長めという情報もあったから、実際の働き方は会社説明会などで確認しておくと安心だね。福祉と最先端技術、両方の分野に関われるのは、リオンならではの魅力だと思うよ。
9. まとめ
リオンは、補聴器「リオネット」を生み出し、音響・振動計測器や微粒子計測器まで手がける、音と振動の技術に強みを持つメーカーです。公式FAQに「特に資格は必要ない」と明記されており、学歴フィルターは弱めと考えられます。平均年収は760万円前後と高めで、独身寮や住宅補助など福利厚生も整っています。筆記試験を含む段階的な選考があるため、事業内容の理解と基礎的な対策を進めながら、選考に臨みましょう。
こんな悩みはありませんか?
- 計測機器・電機メーカーの中で、自分に合う企業が分からない
- 知名度の高くない優良企業の志望動機を、どう書けばいいか迷っている
- 研究・製品開発コース、製造技術コース、総合コースのどれが向いているか迷っている
- 筆記試験や面接の対策をどう進めればいいか分からない
10. リオン志望なら「エジェガチャ」で選考対策しよう
知名度がそこまで高くない優良企業の選考では、自分がなぜその会社に惹かれたのかを、丁寧に言語化することが大切です。一人で考えていると、志望動機や自己PRが漠然としてしまうこともあります。
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