「証券保管振替機構って、証券会社なの?」「“ほふり”って何をしている会社?」「日本取引所グループや日本カストディ銀行とはどう違う?」——金融業界を調べていると、名前は見かけても仕事内容がわかりにくいと感じる人も多いのではないでしょうか。
証券保管振替機構は、「ほふり」や「JASDEC」の愛称で知られる、日本で唯一の総合的な証券決済インフラです。株式、社債、投資信託などの証券取引について、売買が成立した後の「照合」「清算」「決済」や、証券の残高・所有者情報の管理を担っています。
2026年3月末時点の従業員数は279名。取扱残高は1,911兆円、取扱銘柄数は87,573銘柄に達しており、少人数ながら日本の資本市場を止めないための巨大な金融インフラを運営しています。
2028年卒向けには、2026年8月現在すでに採用マイページがオープンし、業界理解・企業理解イベントが順次開催されています。一方、28卒の本選考募集要項はまだすべて公開されていないため、この記事では最新の会社情報に加え、直近で詳細が確認できる2027年度採用条件も参考として紹介します。
この記事では、以下の内容がわかります。
- 証券保管振替機構の役割と事業内容
- 「ほふり」と呼ばれる理由
- 証券会社・東京証券取引所・日本カストディ銀行との違い
- 企画・制度運用・システム開発などの仕事内容
- 採用大学と学歴フィルターの傾向
- 就職難易度と新卒採用人数
- 平均年収・初任給
- フレックス・リモート・家賃手当などの働き方
- 転勤の有無
- 選考フローとES・Web適性検査・面接対策
後半では「かつ丼」が、「証券営業をする会社?」「文系でもシステム部門に行ける?」「年収900万円は本当?」「転勤は多い?」といった就活生が気になりやすいポイントも解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. 証券保管振替機構とはどんな会社?
株式会社証券保管振替機構の基本情報
- 本社:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町7番1号 KABUTO ONE
- 設立:2002年1月4日
- 前身:財団法人証券保管振替機構(1984年発足)
- 資本金:42億5,000万円
- 代表執行役社長:中村 明雄
- 従業員数:279名(2026年3月31日時点)
- グループ連結売上高:259億7,000万円(2026年3月期)
- 取扱残高:1,911兆円(2026年3月末)
- 取扱銘柄数:87,573銘柄(2026年3月末)
- 国内拠点:東京本社・大阪事務所
- 子会社:株式会社ほふりクリアリング
- 事業:株式等振替、短期社債振替、一般債振替、投資信託振替、一般振替DVP、決済照合、外国株券等保管振替決済など
証券保管振替機構は、「社債、株式等の振替に関する法律」に基づく「振替機関」として、内閣総理大臣・法務大臣から指定を受けています。
上場株式だけでなく、国債を除く公共債、社債、短期社債、投資信託など、幅広い電子化された有価証券の振替制度を運営しています。多様な証券を横断して総合的な証券決済インフラを担う組織は日本で唯一です。
かつ丼
証券会社のように個人へ株を売る会社ではないよ。証券会社や銀行、上場企業などが安心して取引できるように、金融市場の“裏側のインフラ”を運営している会社なんだ。
なぜ「ほふり」と呼ばれる?
「ほふり」は「証券保管振替機構」の「保管振替」を縮めた愛称です。海外では英文名のJapan Securities Depository Centerの頭文字を取り、「JASDEC(ジャスデック)」と呼ばれています。
証券の電子化が進む前は、株券そのものを保管・受け渡す仕組みが必要でした。現在では株券の多くが電子化され、帳簿上の記録を振り替えることで証券の移転を行っています。
2. 証券取引の中で「ほふり」は何をしている?
株式を買った場合、「注文して約定した瞬間にすべて終わる」わけではありません。
証券取引が完了するまでの大まかな流れ
- 売買:証券取引所などで売買注文が成立する
- 照合:売買・決済内容を関係者間で確認する
- 清算:受け渡す証券・資金の数量や金額を確定する
- 決済:証券と資金を実際に受け渡し、取引を完了する
証券保管振替機構は、この中でも特に「決済」を司る証券集中保管機関(CSD)として重要な役割を担い、証券の残高・所有者情報を集中的に管理しています。
また、決済照合システムや、子会社のほふりクリアリングを通じたDVP決済など、照合・清算に関連する機能も提供しています。
かつ丼
株を買ったとき、投資家からは“証券会社の画面で株数が増えた”ように見えるけど、その裏では巨大な決済インフラが動いている。その中心の一つがほふりなんだ。
3. 証券保管振替機構と他の金融機関の違い
証券会社との違い
野村證券や大和証券などの証券会社は、顧客から株式・投資信託などの売買注文を受けたり、金融商品を提案したりします。
一方、証券保管振替機構は個人投資家へ金融商品を営業する会社ではありません。証券会社・銀行・信託銀行・発行会社など市場参加者が利用する共通インフラを運営します。
日本取引所グループ・東京証券取引所との違い
東京証券取引所は、株式などの「売買の場」を提供する会社です。
証券保管振替機構は、そこで成立した取引などについて最終的に証券を受け渡す「決済インフラ」を担います。
日本取引所グループは証券保管振替機構の主要株主の一つですが、証券保管振替機構はJPXの完全子会社ではありません。
日本カストディ銀行との違い
日本カストディ銀行は、年金・投資信託などの資産を保管・管理する「資産管理専門銀行」です。
一方、証券保管振替機構は個別の運用会社・投資家の資産管理を受託する銀行ではなく、市場全体が利用する証券決済制度そのものを運営します。
かつ丼
東証は“売買の場”、カストディ銀行は“顧客資産の管理”、ほふりは“証券市場全体の決済インフラ”。この違いを説明できると企業研究がかなり深く見えるよ。
4. 証券保管振替機構の仕事内容
新卒採用は総合職で、企画、管理、制度運用、システム開発などをジョブローテーションしながら経験します。
制度企画・制度運用
証券会社、銀行、信託銀行、発行会社などの利用者と調整しながら、振替制度・決済制度の運営や改善を行います。
金融制度・法令・市場慣行を理解し、利用者の要望と安全性・効率性を両立させる仕事です。
システム企画・開発
1,900兆円を超える証券残高を扱うインフラを止めないため、システムの企画、要件定義、プロジェクト管理、運用管理などを行います。
証券保管振替機構自身がSIerのように受託開発を行う会社ではありません。金融市場インフラの事業会社として、自社システムの企画・管理を担う立場です。
リスク管理・BCP・サイバーセキュリティ
金融市場インフラでは、自然災害、システム障害、サイバー攻撃などが発生しても業務を継続・迅速復旧できる体制が不可欠です。
2016年には大阪事務所を開設し、東京・大阪の二拠点体制を構築しています。
国際対応
証券決済は世界の金融市場とつながっています。ISO20022などの国際標準への対応や、海外のCSD・国際機関との情報交換など、英語を使う仕事もあります。
かつ丼
総合職だから“金融事務だけ”でも“SEだけ”でもないよ。金融制度、IT、法律、国際業務まで幅広く経験できるのがほふりの面白さだね。
5. 証券保管振替機構の採用大学一覧
主な採用実績校
- 難関国公立:東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学、一橋大学、東京工業大学、神戸大学、筑波大学、横浜国立大学など
- その他国公立:お茶の水女子大学、岡山大学、埼玉大学、滋賀大学、千葉大学、東京外国語大学、東京農工大学、広島大学、横浜市立大学など
- 早慶上智・理科大:慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学
- GMARCH等:青山学院大学、学習院大学、中央大学、法政大学、明治大学、立教大学、武蔵大学など
- 関西私立:関西学院大学、同志社大学、立命館大学など
- その他:国際基督教大学、津田塾大学、東京都市大学など
採用大学を見ると、東京大学、京都大学、一橋大学、早慶など難関大学が目立ちます。一方で、MARCH、地方国公立、東京都市大学、武蔵大学などからも採用実績があります。
2027年度募集は文理不問・全学部全学科が対象でした。特定大学を応募条件とする制度はありません。
かつ丼
採用実績はかなり高学歴寄りだけど、大学名を限定しているわけではないよ。ただ毎年5〜9人程度しか採らないので、結果として難関大の比率が高くなりやすい会社だね。
6. 証券保管振替機構に学歴フィルターはある?
結論として、大学名による明確な応募制限はありませんが、採用実績には強い高学歴傾向があります。
- 全学部・全学科が応募対象
- 文系・理系を問わない
- MARCH・地方国公立などからも採用実績あり
- 一方で東京大・京都大・一橋大・早慶など難関校が目立つ
- 年間採用人数が5〜9名程度と非常に少ない
- 金融・法律・ITなど高度な理解力が求められる
【カツナビ独自分析】証券保管振替機構の学歴フィルター判定
★★★★☆(5段階中4)根拠:全学部・全学科が応募対象で、MARCH・地方国公立・中堅私立の採用実績もあるため明確な大学名フィルターは断定できない。一方、採用人数が毎年5〜9名程度と少なく、東京大・京都大・一橋大・早慶など難関校の実績が目立つため、高学歴傾向は強い。
少人数採用だから競争が濃くなりやすい
直近の新卒採用人数
- 2021年:9名
- 2022年:8名
- 2023年:6名
- 2024年:5名
- 2025年:8名
- 2026年:9名
- 2027年度募集:6〜10名
採用人数は毎年一桁が中心です。大手銀行や大手SIerのように数百人採る会社ではないため、一人ひとりの選考比重が高くなります。
文系・理系どちらも活躍できる
金融市場インフラという性質上、金融・法律だけでなくシステム・セキュリティの知識も必要ですが、新卒時点で特定専攻に限定されているわけではありません。
実際、文学部、法学部、経済学部、社会工学系など幅広い専攻の先輩社員が、振替業務やシステム開発部門で活躍しています。
かつ丼
情報系じゃないとシステム部門に行けないわけではないよ。入社後に金融・法律・ITの研修があるので、文系でもシステム企画を経験できるのが総合職採用の特徴だね。
7. 証券保管振替機構の就職難易度・採用倍率
証券保管振替機構は、新卒応募者数や公式の採用倍率を公表していません。
ただし、毎年の採用人数が5〜9名程度であることや、仕事内容・待遇を考えると、就職難易度はかなり高いと考えられます。
- 日本で唯一の総合的な証券決済インフラ
- 279名の少数精鋭組織
- 新卒採用は年間5〜9名程度
- 日本の金融市場を支える社会貢献性の高い仕事
- 平均残業月19時間
- 平均有給取得18.3日
- フレックス・リモート・家賃手当あり
- 外部集計では平均年収800〜900万円台
- 難関大学の採用実績が多い
【カツナビ独自分析】証券保管振替機構の就職難易度
★★★★★(5段階中5)根拠:採用人数は毎年5〜9名程度と極めて少なく、日本唯一の証券決済インフラという希少性、安定性、高い給与水準、ワークライフバランスの良さから応募者が集まりやすい。大学名の間口はあるものの、実質的には最難関クラスの少人数採用。
かつ丼
知名度だけ見るとメガバンクより低いけど、採用人数が一桁なのが難しいところ。『隠れているから入りやすい』ではなく、知る人ぞ知る超少人数採用だと思って対策しよう。
8. 証券保管振替機構の平均年収
証券保管振替機構は非上場会社で、上場企業の有価証券報告書のような形で公式の平均年間給与を公表していません。
参考として、OpenMoneyでは在籍・元社員29名の回答による平均年収が852万円、平均年齢30.5歳、年収レンジ600万円〜1,190万円となっています。また、Yahoo!しごとカタログでは41名の集計で平均898万円、平均年齢34.4歳というデータがあります。
証券保管振替機構の給与に関する参考情報
- 公式平均年収:非公開
- OpenMoney参考平均年収:852万円
- OpenMoney回答者平均年齢:30.5歳
- OpenMoney年収レンジ:600万円〜1,190万円
- Yahoo!しごとカタログ参考平均:898万円
- マイナビ掲載:30歳平均年収600万円以上
口コミ・外部集計のため公式平均とはいえませんが、若手を含めて高い給与水準であることがうかがえます。
直近の初任給は月29万円
2027年度募集で確認できる給与条件(参考)
- 総合職初任給:月29万円(2026年4月実績)
- 固定残業制度:なし
- 残業手当:別途支給
- 通勤手当:あり
- 家賃手当:あり(条件あり)
- 昇給:年1回(4月)
- 賞与:年2回(6月・12月)
2028年度の本選考条件はまだ公開途中のため、28卒は最新募集要項が出た段階で再確認してください。
【カツナビ独自分析】証券保管振替機構の年収レベル
★★★★★(5段階中5)根拠:公式平均年収は非公開だが、OpenMoneyでは平均852万円・平均年齢30.5歳、Yahoo!しごとカタログでは平均898万円・平均年齢34.4歳。マイナビでも30歳平均年収600万円以上に該当し、初任給29万円・固定残業なし。若手を含めた給与水準は高いと判断。
かつ丼
年収900万円前後という数字は会社公式じゃないけど、複数の外部データで800〜900万円台が出ているよ。少人数の金融インフラ企業らしく、待遇はかなり良い部類だね。
9. 証券保管振替機構の福利厚生・働き方
主な福利厚生・制度
- 完全週休2日制(土・日)
- 祝日・年末年始
- 年間休日122日
- 年次有給休暇
- リフレッシュ休暇(年5日)
- ボランティア休暇など特別休暇
- フレックスタイム制度
- リモートワーク・在宅勤務
- 家賃手当(条件あり)
- 転勤手当
- 退職金制度
- 確定拠出年金制度(401k)
- 育児・介護両立支援
- 時短勤務
- 資格取得費用・テキスト購入補助
- 英語・IT研修
- 社員カフェテリア(東京本社)
- リロクラブ
コアタイム10:00〜15:00のフレックス
直近の詳細採用情報ではフレックスタイム制を導入しています。コアタイムは10:00〜15:00、フレキシブルタイムは7:00〜10:00・15:00〜19:00、標準労働時間は1日7時間です。
平均残業は月19.0時間
2025年度の月平均所定外労働時間は19.0時間です。金融インフラを運営するため障害対応や大型プロジェクトなどで忙しくなる可能性はありますが、会社全体の平均は月20時間を下回っています。
有給取得は平均18.3日
2025年度の平均有給休暇取得日数は18.3日です。さらにリフレッシュ休暇が年5日設けられています。
リモートワーク・家賃手当あり
週に数日のリモートワーク・在宅勤務制度があり、条件を満たす社員には家賃手当も支給されます。
かつ丼
標準労働時間7時間でフレックス、残業19時間、有給18日超、家賃手当・リモートもある。待遇だけを見るとかなり魅力的。ただ金融インフラなので“システムを止めない責任”は軽くないよ。
10. 証券保管振替機構の転勤・勤務地
証券保管振替機構は、東京本社に加えて大阪事務所を設けています。大阪拠点はBCP(事業継続)の観点から2016年に開設され、東京・大阪の二拠点体制となっています。
2027年度新卒採用でも勤務地は東京・大阪とされ、福利厚生には転勤手当も明記されています。
全国に数十・数百の支店を持つ銀行のように頻繁な全国転勤がある会社ではありませんが、東京・大阪間を中心に転居を伴う異動の可能性はあると考えておきましょう。
かつ丼
転勤先が全国各地にある会社ではないけど、“東京固定”でもないよ。大阪はBCP上の重要拠点なので、総合職なら東京・大阪間の転勤可能性は考えておこう。
11. 証券保管振替機構が求める人物像
証券保管振替機構は、金融市場インフラとしての公共的役割に誠実に向き合い、社会の変化へ迅速・柔軟に対応しながら、自ら考え、協働して業務を遂行できる人材を求めています。
選考で意識したい人物像
- 社会インフラを支える責任感がある人
- 自ら考えて行動できる人
- 論理的に物事を整理できる人
- チームで協働できる人
- 利用者・市場参加者の立場から考えられる人
- 金融・法律・ITを継続的に学べる人
- 変化する金融市場やテクノロジーへ柔軟に対応できる人
- 慎重さと改善・挑戦の両方を持てる人
「安定しているから」だけでは弱い
確かに証券保管振替機構は、日本唯一の証券決済インフラとして高い安定性があります。
しかし、採用では「公共的な役割を理解しつつ、不断の改革を進められる人」が求められています。安定性だけを志望理由にするのではなく、金融市場の安全性・効率性をどう高めたいかまで考えましょう。
金融・IT・法律を横断して学べる人
社内研修には金融・法律・IT・語学など幅広い分野があります。資格取得支援も100種類以上が対象となり、システム系だけでも多数の資格が補助対象です。
かつ丼
ほふりの仕事は専門性がかなり独特だから、入社時に全部知っている人はいないよ。大事なのは“金融もITも法律も必要なら学ぶ”という姿勢だね。
12. 2028年度の新卒採用状況
2026年8月現在、証券保管振替機構は2028年4月入社希望者向けの採用マイページをオープンしています。
マイナビ2028でも、証券決済インフラの業界理解セミナー・企業理解セミナーなどが順次開催されています。
ただし、28卒向けの本選考における初任給・募集人数・選考日程などは、現時点では前年データが中心です。以下の条件は2027年度採用の参考情報として確認してください。
2027年度新卒採用の主な条件(参考)
- 募集職種:総合職
- 募集人数:6〜10名
- 対象:大学・大学院卒業見込み
- 文理:不問
- 学部・学科:全学部・全学科
- 仕事内容:企画、管理、制度運用、システム開発など
- ジョブローテーション:あり
- 勤務地:東京・大阪
- 初任給:月29万円(2026年4月実績)
- 固定残業制度:なし
- フレックスタイム制度:あり
- リモートワーク:あり
かつ丼
28卒はもうマイページ登録できるよ。ただ本選考条件はこれから更新される可能性があるので、27卒の初任給29万円や募集6〜10名を“28卒確定条件”として扱わないようにしよう。
13. 証券保管振替機構の選考フローと対策
28卒の本選考フローはまだ未公表の部分があるため、直近の2027年度採用を参考に紹介します。
2027年度の基本選考フロー(参考)
エントリー
マイナビ・採用マイページからエントリーする。
会社説明会
WEBで開催。参加は任意だが、事業理解のため参加推奨。
エントリーシート提出
マイページからES・顔写真を提出する。
Web適性検査
ES提出者へ案内されるWeb適性検査を受検する。
個人面接・複数回
対面またはWEBで複数回の個人面接を受ける。GD・グループ面接は実施しない。
内々定
適性検査・複数回の個人面接を通過すると内々定となる。
ES対策
証券保管振替機構の志望動機では、「金融に興味がある」だけでは差別化しにくいでしょう。
- なぜ銀行・証券会社ではなく金融市場インフラなのか
- なぜ日本取引所グループではなく証券保管振替機構なのか
- 証券決済のどこに社会的価値を感じたか
- 企画・制度運用・システムのどの領域へ興味があるか
- チームで利害の異なる人と調整した経験
- 正確性・責任感が求められる経験
- 自ら課題を見つけ、改善した経験
「金融市場を裏側から支える」という抽象的な表現で終わらせず、照合・清算・決済の違いや、振替機関としての役割まで理解したうえで志望動機を作ることが重要です。
Web適性検査対策
直近の選考ではWeb適性検査があります。ただし、会社側は具体的なテスト名称を公表していません。
SPI・玉手箱など主要Webテストの言語・非言語・計数問題を広く準備し、短時間で正確に処理する力を鍛えておくと安心です。
企業研究
企業研究で整理したいポイント
- 「ほふり」「JASDEC」という名称の意味
- 売買・照合・清算・決済の違い
- 振替機関・CSDとは何か
- 東証・JPX・日本証券クリアリング機構との違い
- 日本カストディ銀行との違い
- 株券電子化と証券保管振替機構の役割
- 株式・社債・投資信託など各振替制度
- BCPのため東京・大阪二拠点体制を取る理由
- システム・サイバーセキュリティの重要性
- 中期経営計画で求められる安全性・利便性・効率性の向上
面接対策
- なぜ金融業界を志望するのか
- なぜ証券会社ではなく証券保管振替機構なのか
- 「ほふり」の役割を説明できるか
- 東京証券取引所との違いを説明できるか
- 金融市場インフラに必要なことは何だと思うか
- 失敗が許されない仕事をどう考えるか
- チームで意見を調整した経験はあるか
- 自分で考えて改善した経験はあるか
- 大学で最も深く学んだことは何か
- 金融・IT・法律の中でどの分野に興味があるか
- 東京・大阪勤務についてどう考えるか
- 入社後どのような専門性を身につけたいか
かつ丼
ほふりの面接で一番もったいないのは『証券市場を支えたいです』だけで終わること。売買と決済の違いまで説明できるだけで、企業理解の深さはかなり変わるよ。
14. かつ丼が語る証券保管振替機構のリアル
かつ丼
証券保管振替機構は、かなり“知る人ぞ知る優良就職先”だと思う。社員279名で日本の証券決済インフラを一手に担い、取扱残高は1,911兆円。営業ノルマで金融商品を売る仕事ではなく、制度・IT・法律を使って市場全体を支える。平均残業は19時間、有給は18.3日、フレックス・リモート・家賃手当もあり、外部の年収集計も800〜900万円台。一方、新卒採用は毎年5〜9人程度しかなく、東大・京大・一橋・早慶などの実績も多い。だから『知名度が低いから穴場』と思って受けるとかなり厳しい。金融インフラという独特の仕事内容を本当に理解して、なぜ証券会社でもJPXでもなく“ほふり”なのかまで言える人が強い会社だね。
15. まとめ
証券保管振替機構は、「ほふり」「JASDEC」と呼ばれる、日本唯一の総合的な証券決済インフラです。
- 学歴フィルター判定:★★★★☆
- 就職難易度:★★★★★
- 年収レベル:★★★★★
- 設立:2002年1月4日
- 前身の財団法人は1984年発足
- 本社:東京都中央区日本橋兜町7番1号 KABUTO ONE
- 資本金:42億5,000万円
- 従業員数:279名
- グループ連結売上高:259億7,000万円
- 取扱残高:1,911兆円
- 取扱銘柄数:87,573銘柄
- 日本唯一の総合的な証券決済インフラ
- 株式・社債・投資信託などの振替・決済を担当
- 証券営業をする会社ではない
- 総合職で企画・管理・制度運用・システム開発などを経験
- 新卒採用:毎年5〜9名程度
- 2027年度募集:6〜10名
- 全学部・全学科、文理不問
- 難関大学の採用実績が多い
- 公式平均年収:非公開
- OpenMoney参考平均年収:852万円
- Yahoo!しごとカタログ参考平均:898万円
- 直近初任給:月29万円
- 固定残業制度なし
- 完全週休2日制
- 年間休日122日
- 平均残業:月19.0時間
- 平均有給取得:18.3日
- フレックスタイム制度あり
- リモートワークあり
- 家賃手当あり(条件あり)
- 勤務地:東京・大阪
- 東京・大阪間を中心に転勤可能性あり
- 28卒向けマイページはオープン済み
- 28卒向けイベントを順次開催中
- 直近選考:ES、Web適性検査、個人面接複数回
- GD・グループ面接なし
証券会社のような高い知名度はありませんが、日本の資本市場に不可欠なインフラを少人数で支える希少な会社です。
一方、新卒採用人数が一桁規模であるため、内定難易度は非常に高いでしょう。「安定しているから」ではなく、証券決済の仕組み、振替機関の役割、金融とITの関係まで理解して選考へ臨むことが重要です。
こんな悩みはありませんか?
- 証券保管振替機構の仕事内容がわかりにくい
- 東証・JPX・カストディ銀行との違いを説明できない
- 学歴に自信がなく、少人数採用へ応募するか迷っている
- 金融とITのどちらを志望するか決めきれない
- 「なぜほふり?」という志望動機を作れない
16. 証券保管振替機構志望なら「エジェガチャ」で選考対策しよう
証券保管振替機構のように採用人数が少なく、仕事内容も専門的な企業では、表面的な金融業界研究だけでは志望動機を差別化しにくくなります。
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