「ニチアスってどんな会社?」「社名を聞いても何を作っているのか想像がつかない」——就活でこの企業を見つけて、こうした疑問を持った人も多いのではないでしょうか。
ニチアスは、1896年創業、130年の歴史を誇る工業素材専門メーカーです。熱・音・振動・液体などを「断つ」、性能や機能を「保つ」という独自の技術をコアに、プラント設備から半導体、自動車、建材まで、幅広い産業分野を支えています。
この記事では、以下の内容がわかります。
- ニチアスの事業内容と会社の特徴
- 就職難易度の目安
- 初任給・平均年収の実態
- 福利厚生の内容
- 求める人物像と選考対策
後半では「かつ丼」がこの会社のリアルな評判についても本音で語っているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. ニチアスとはどんな会社?
ニチアス株式会社の基本情報
- 本社:東京都中央区八丁堀
- 設立:1896年(明治29年)
- 資本金:121億2,835万円(2026年3月末現在)
- 従業員数:連結6,424名、単独1,930名(2026年3月末現在)
- 東京証券取引所プライム市場上場(証券コード5393)
- 事業内容:プラント向け工事・販売事業、工業製品事業、高機能製品事業、自動車部品事業、建材事業
ニチアスは「トンボブランド」で知られる、シール材・断熱材・ふっ素樹脂製品などを手がける工業素材の専門メーカーです。5つの事業セグメントを持ち、石油精製プラントや発電所、製鉄所などの建設・メンテナンスを支える「プラント向け工事・販売事業」、産業装置や医療・食品分野にも展開する「工業製品事業」、半導体製造装置メーカーを主要顧客とする「高機能製品事業」、自動車メーカー向けの「自動車部品事業」、建物の不燃・断熱・耐火建材を扱う「建材事業」という幅広い事業ポートフォリオを持っています。
特に注目したいのは、半導体分野での存在感です。半導体製造装置向けのふっ素樹脂製品やシール材は、世界的な半導体不足や旺盛な設備投資を背景に高水準の引き合いが続いているとされています。「誰にも真似できない“ニッチですごい”」という採用メッセージが示す通り、ニッチな分野で高いシェアを持つ独自性の強い企業といえます。
かつ丼
『ニチアス』って聞き慣れなくても、半導体や自動車、ビルの断熱材といった身近な産業を裏側から支えてる会社。企業研究では5つの事業セグメントをしっかり整理しておくと差がつくよ。
2. ニチアスの採用大学一覧
ニチアスの採用実績校(就職情報サイトの集計による、一部抜粋)
- 早稲田大学、明治大学、立教大学、中央大学、青山学院大学、学習院大学、関西大学、立命館大学
- 横浜国立大学、東京都立大学、京都工芸繊維大学、九州工業大学、広島大学、岡山大学、静岡大学、千葉大学、群馬大学、鹿児島大学
- 日本大学、東洋大学、法政大学、東京電機大学、芝浦工業大学、工学院大学、千葉工業大学など
就職情報サイトの集計によると、ニチアスの採用実績校には、早稲田大学や中央大学、立教大学といった難関私立大学から、横浜国立大学や東京都立大学といった難関国公立大学、さらには日本大学や東洋大学、東京電機大学といった中堅私立大学まで、幅広い大学が並んでいます。
特定の大学群に偏った採用は見られず、全国各地の大学から人材を集めていることがうかがえます。次の章で、この傾向をもとに学歴フィルターの有無をより詳しく見ていきます。
かつ丼
採用実績校を見る限り、難関大学から中堅大学まで本当に幅広い。ただ人気企業ではあるみたいだから、学歴より選考対策の質で差がつきそうだね。
3. ニチアスに学歴フィルターはある?
結論として、ニチアスに明確な学歴フィルターが存在する可能性は低いと考えられます。採用実績校が難関大学から中堅大学まで幅広く分布しているためです。
ここで押さえておきたい重要なポイントは、次の3点です。
- 採用実績校に日本大学・東洋大学など中堅私立大学が複数含まれている
- 公式に「人物重視」の選考方針が就職情報サイトを通じて紹介されている
- 多くの学生からエントリーが集まる人気企業であるため、実質的な倍率は高くなりやすい
結論・ポイント
学歴フィルター度:★★☆☆☆(2.0/5.0)。採用実績校は難関大学から中堅私立大学まで幅広く、大学名による一律の選別を行っている様子はうかがえない。ただし応募が多く集まる人気企業であるため、書類選考の実質的な通過難易度はやや高めと考えられる。
中堅大学からの採用実績も豊富
採用実績校には日本大学、東洋大学、東京電機大学といった、いわゆる難関大学以外の大学も複数含まれています。学歴による一律の足切りが行われていれば、これほど幅広い顔ぶれにはならないと考えられます。
人気企業ゆえの応募集中には要注意
就職情報サイトでは「多くの学生がエントリーすることから、採用倍率は非常に高いことが予測される」と指摘されています。学歴フィルター自体は低くても、応募者数が多いことで書類選考の実質的な通過難易度が上がっている可能性がある点は理解しておきましょう。
職種によって応募可能な学部が異なる点に注意
技術系職種と事務系職種で応募可能な学部が異なる場合があるため、大学名以上に「自分の専攻・学部で志望職種にエントリーできるか」を事前に確認しておくことが重要です。
かつ丼
学歴フィルターより気にすべきは応募の多さ。ES・SPI対策を早めに始めて、人気企業ならではの『数の壁』を突破する準備をしておこう。
4. ニチアスの就職難易度・採用倍率
ニチアスの公式な採用倍率は公開されていません。就職口コミサイトの集計によると、選考は「人物重視」で行われているとされています。以下のような理由から、素材・化学メーカー志望者を中心に一定の人気を集める企業だと考えられます。
- 130年の歴史を持つ工業素材専門メーカーとしての安定感
- 半導体、自動車、建材など複数の成長分野に事業を展開している多角性
- 2026年度に初任給を大幅に引き上げるなど、人材獲得に積極的な姿勢
- 多様な職種で幅広い就活生に門戸を開いている
【カツナビ独自分析】ニチアスの就職難易度
★★★☆☆(5段階中3)根拠:知名度は総合化学メーカーほど高くないが、ニッチ分野での確固たる地位と安定感がある。人物重視の選考のため、企業理解の深さと熱意の伝え方が合否を分けやすい。
かつ丼
『ニチアス』ってBtoB企業だから知名度は控えめだけど、業界研究をしっかりやってきた学生とそうでない学生の差がハッキリ出やすいテーマだと思うよ。
5. ニチアスの平均年収
ニチアスは2026年5月、製造業における高度専門人材の確保・育成を目的に、2026年4月入社の新入社員から初任給を大幅に改定すると発表しました。改定後の初任給(基本給)は、総合職大学卒322,000円(前年比+57,000円)、総合職大学院修了329,300円(前年比+48,900円)、総合職博士課程修了355,300円(前年比+63,300円)と、いずれも前年から大きく引き上げられています。研究開発人材の獲得競争が激化する中、若手専門人材への先行投資を明確にする狙いがあるとされています。
平均年収については、上場企業として開示されている有価証券報告書ベースで、直近では729万円という情報があります。一方、就職口コミサイトの集計では593万円という声もあり、情報源によって数値に差があります。有価証券報告書は勤続年数の長いベテラン社員も含めた全社平均であるのに対し、口コミサイトは若手社員の投稿が多く含まれる可能性があるため、このような差が生じていると考えられます。いずれの数値も全国平均を大きく上回る水準です。
【カツナビ独自分析】ニチアスの年収レベル
★★★★☆(5段階中4)根拠:有価証券報告書ベースの平均年収は729万円と、全国平均を大きく上回る水準。2026年度に初任給が大幅に引き上げられたばかりで、今後の年収水準の底上げも期待できる。
かつ丼
初任給が1年で5万円以上上がるのはかなり異例。企業の本気度が伝わる数字だから、面接でこの改定について触れてみるのもいいかもね。
6. ニチアスの福利厚生
ニチアスの福利厚生(公式情報・就職情報サイトの集計による)
- 住宅手当、食事手当、通勤交通費
- 家族手当、子ども手当
- 各種社会保険完備
- 有給休暇(平均取得日数は年13.5日程度との情報あり)
- 女性従業員の育休取得率は100%(就職情報サイトの集計による)
就職口コミサイトの集計によると、平均残業時間は月間24時間程度で、建設・資材業界の平均(約42時間)と比較すると少なめとされています。育休取得率の高さもあわせて、ワークライフバランスを重視しながら長く働ける環境が整っている会社という印象です。
かつ丼
女性の育休取得率100%っていう数字は、長く働き続けたい人にとって安心材料になるポイントだね。
7. ニチアスが求める人物像
仲間との仕事を楽しめる人
就職情報サイトによると、ニチアスは「仲間との仕事が楽しい人」を求める人物像の一つに掲げています。5つの事業セグメントが連携しながら幅広い産業を支える会社だからこそ、周囲と協力しながら働く姿勢が重視されています。
一つの会社で色々な仕事を経験し、成長したい人
プラント関連の工事・販売から半導体、自動車、建材まで、多様な事業領域を持つ会社だからこそ、幅広い経験を積みながら成長したいという意欲が評価されています。
若い時から責任のある仕事をしたい人
採用選考は「人物重視」とされており、若手のうちから責任ある仕事に挑戦したいという主体性が重視される傾向にあります。
8. ニチアスの選考対策
ES対策
ニチアスは「仲間との仕事が楽しい」「色々な仕事を経験し成長したい」といった人物像を重視する企業です。エントリーシートでは、チームで協力しながら成果を出した経験や、新しい環境に飛び込んで成長したエピソードを具体的に語れるように準備しておきましょう。5つの事業セグメントのうち、どの分野に関心があるのかを明確にしておくことも重要です。
企業研究
プラント向け工事・販売事業、工業製品事業、高機能製品事業、自動車部品事業、建材事業という5つの事業について、それぞれどのような製品・サービスがあるのか整理しておくことが重要です。特に、旺盛な半導体設備投資を背景とした高機能製品事業の成長性や、2026年度の初任給引き上げに象徴される人材投資への積極姿勢についても押さえておくと、企業理解の深さをアピールできます。
面接対策
選考は「人物重視」とされているため、大学名やスペックよりも、自分がどのような人物であり、入社後どう活躍したいかを具体的に語れるように準備しておきましょう。全国に支社・支店・営業所・工場を展開する会社であるため、転勤への考え方も整理しておくと安心です。
かつ丼
『人物重視』を掲げる企業だからこそ、スペックより『自分がどう会社に貢献できるか』を具体的に語れるかが勝負どころ。事業セグメントへの理解と絡めて話せると説得力が増すよ。
9. かつ丼が語るニチアスのリアル
かつ丼
正直、『ニチアス』って社名だけ見ても何をしている会社かピンとこない人がほとんどだと思う。でも実は、熱や音を『断つ』、性能を『保つ』っていう独自技術で、プラントから半導体、自動車、建材まで、産業の裏側を幅広く支えてる会社なんだよね。2026年度に初任給を一気に引き上げたのも印象的で、若手人材への投資に本気度を感じる。130年の歴史を持ちながら、ニッチな分野でトップシェアを取り続けてる、地味だけど堅実な強さがある会社だと思うよ。
10. まとめ
ニチアスは、1896年創業、130年の歴史を持つ工業素材専門メーカーで、プラント、半導体、自動車、建材と幅広い産業を支える東証プライム上場企業です。選考は「人物重視」で行われており、2026年度には初任給が大幅に引き上げられるなど、人材への投資姿勢も明確です。初任給は公式に明記されている一方、平均年収は情報源によって幅があるため、複数の情報を照らし合わせて判断することをおすすめします。
こんな悩みはありませんか?
- ニッチな素材メーカーの選考対策、何から手をつけていいかわからない
- 自分にニチアスが合っているのか判断できない
- 5つの事業セグメント、どの分野が自分に合っているか知りたい
11. ニチアス志望なら「エジェガチャ」で選考対策しよう
ニチアスのように「人物重視」を掲げる企業では、自分自身の経験や強みをどう伝えるかが合否を大きく左右します。自己流の対策だけでは、この差別化ポイントを十分に言語化できないという人も多いのではないでしょうか。
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