「荏原製作所ってどんな会社?」「ポンプの会社って聞いたことあるけど、実際何をしているの?」——BtoB向けの総合機械メーカーだからこそ、こうした疑問を持つ就活生も多いのではないでしょうか。
株式会社荏原製作所は、ポンプや送風機、コンプレッサ・タービンといった産業機械から、半導体製造装置、ごみ焼却プラントまで、社会・産業インフラを幅広く支える東証プライム上場の総合機械メーカーです。創業から110年以上の歴史を持ちながら、5期連続で過去最高業績を更新するなど、着実に成長を続けています。
この記事では、以下のポイントを解説していきます。
- 荏原製作所とはどんな会社か
- 学歴フィルターの有無
- 就職難易度・採用倍率
- 平均年収
- 福利厚生
- 求める人物像
- 選考フローと対策
後半では「かつ丼」が荏原製作所のリアルな部分についてもコメントしているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. 荏原製作所とはどんな会社?
荏原製作所の基本情報
- 創業:1912年11月/設立:1920年5月
- 代表者:取締役 代表執行役社長 CEO兼COO 細田 修吾
- 資本金:808億円
- 売上収益:連結9,583億円(2025年12月期)
- 本社:東京都大田区羽田(富津・藤沢・袖ケ浦・熊本にも事業所あり)
荏原製作所は、1912年の創業以来、「熱と誠」を創業の精神に掲げてきた、110年を超える歴史を持つ総合機械メーカーです。主力製品であるポンプをはじめ、送風機、コンプレッサ・タービン、そして近年注目される半導体製造装置まで、5つの事業カンパニー(精密・電子、エネルギー、建築・産業、インフラ、環境)を通じて、グローバルに社会・産業・くらしを支えています。
特に精密・電子カンパニーでは、半導体製造に欠かせないCMP装置(化学的機械研磨装置)やドライ真空ポンプで高いシェアを誇り、半導体業界の成長を技術面から支えています。2026年2月には、長期ビジョン「E-Vision2035」を発表し、「グローバルエクセレントカンパニーとして持続可能な社会の実現に欠かせない企業」になることを目指しています。業績も好調で、2025年度まで5期連続で受注高・売上収益・営業利益が過去最高を更新しています。
かつ丼
「ポンプの会社」というイメージだけで終わらせるのはもったいないよね。半導体、水インフラ、ごみ処理プラントまで、私たちの生活を裏側から支えている会社なんだね。
2. 荏原製作所に学歴フィルターはある?
荏原製作所の学歴フィルターについては、情報源によって見方が分かれます。確認できる情報から考えると、以下のような状況です。
- 就職口コミサイトの体験談には、「同質的、学歴重視な面は未だにある」という現職社員の声がある一方、採用実績のある大学は国公立・私立問わず非常に幅広い
- 採用実績校には、大阪大学・北海道大学・千葉大学・信州大学・大分大学・九州工業大学・室蘭工業大学・豊橋技術科学大学などの国公立大学に加え、慶應義塾大学・早稲田大学・上智大学・中央大学・青山学院大学・同志社大学・日本大学・獨協大学・日本体育大学・東京理科大学・東京電機大学・芝浦工業大学など、幅広いレベルの私立大学が名を連ねている
- 総合職の採用実績は年間80~100名程度で、そのうち約半数弱を大学院卒が占めるとされている
【カツナビ独自分析】荏原製作所の学歴フィルター判定
学歴フィルター度:★★★☆☆(2.5/5.0) 口コミには「学歴重視な面がある」との声がある一方、採用実績校は難関大学から中堅私大まで幅広く分布しています。大学名だけで一律に足切りされるというより、大学院卒者が多いなど「学歴を重視する社風」が一定残っている可能性がある、という捉え方が実態に近いと考えられます。
「学歴重視な面は未だにある」という口コミ
就職口コミサイトには、新卒入社の営業社員による「同質的、学歴重視な面は未だにある」というコメントが投稿されています。伝統的な大手メーカーらしく、学歴を一定の指標として意識する社風が残っている可能性がうかがえます。
一方で採用実績校の幅は広い
実際の採用実績を見ると、旧帝大クラスの国公立大学から、獨協大学・日本体育大学といった、いわゆる「学歴フィルター」の対象になりにくいとされる大学まで、非常に幅広い大学から採用されています。学歴だけで機械的に選別しているわけではなさそうです。
大学院卒の比率が高め
総合職の採用実績(年間80~100名)のうち、約半数弱を大学院卒が占めるとされています。理系のものづくり企業らしく、専門性の高い大学院卒人材を積極的に採用する傾向があると考えられます。
かつ丼
「学歴重視」という声もあるけど、採用大学リストを見る限り、幅広いレベルの大学から実際に採用されているのも事実だよ。大学院卒が多いのは、技術系のものづくり企業らしい特徴かもね。
3. 荏原製作所の就職難易度・採用倍率
荏原製作所の採用倍率を示す公式データは確認できませんでしたが、難易度を考えるうえでは、以下の点が参考になります。
- 総合職の採用実績は年間80~100名程度と、大手メーカーの中では比較的まとまった人数を採用している
- 「恵まれた待遇のニッチトップ企業だが、一般知名度は極めて低いために穴場感は強い」との分析があり、待遇の良さの割に激戦にはなりにくい可能性がある
- 選考フローは募集要項ページに図解で示されており、複数ステップにわたる構成になっている
- 5期連続で過去最高業績を更新している成長企業であるため、今後知名度とともに人気が高まる可能性もある
【カツナビ独自分析】荏原製作所の就職難易度
就職難易度:★★★☆☆(2.5/5.0) 業績は好調で待遇も恵まれている一方、一般的な知名度はまだそれほど高くないとされ、「隠れ優良企業」的な立ち位置です。今のうちに企業研究を深めておくことで、他の就活生と差をつけられる可能性があります。
かつ丼
「知名度は低いけど待遇は良い」っていうのは、就活生目線だとかなり狙い目のポイントかもしれないね。今のうちにしっかり企業研究しておくと、差がつきそうだよ。
4. 荏原製作所の平均年収
公式の募集要項によると、初任給(基本給、2026年4月時点)は博士了310,000円、修士了291,500円、学部卒269,000円、高専専攻科卒269,000円、高専本科卒249,000円です。これとは別に時間外手当・諸手当が支給され、給与改定は年1回(4月)、賞与は年2回(6月・12月)とされています。
正社員全体の平均年収については、就職口コミサイトの集計で707万円という数値が示されています(188人の回答データ)。重電・産業用電気機器・プラント関連業界の平均年収(654万円)と比較すると53万円高い水準です。なお、2024年度の有価証券報告書ベースでは948万円とされ、口コミベースの数値とは差があります。職種別では管理職が789万円で最も高く、技術職・エンジニア職761万円、人事職725万円、開発職711万円、営業職705万円、設計職680万円と続き、管理職と最も低い事務職の年収差は222万円とされています。
【カツナビ独自分析】荏原製作所の年収レベル
年収レベル:★★★★☆(4.0/5.0) 重電・プラント業界の平均を上回る水準です。有価証券報告書ベースの数値がさらに高いのは、勤続年数の長い社員や管理職層が多く含まれるためと考えられます。年功序列的な要素も一部残るとされ、長く勤めるほど年収が伸びていくタイプの企業と言えそうです。
かつ丼
入社後3〜4年は年功序列、その後は評価制度によるという口コミがあったよ。じっくり腰を据えて働くことで、着実に年収を伸ばしていけるタイプの会社みたいだね。
5. 荏原製作所の福利厚生
主な福利厚生・休日休暇
- 完全週休2日制(土日祝日休)、年間休日125日~126日
- ゴールデンウィーク、夏季休暇、お盆休み、秋休み、年末年始休暇
- 年次有給休暇20日/1年、永年勤続休暇、慶弔・特別休暇、リフレッシュ休暇
- 各種社会保険完備(健康・厚生年金・雇用・労災)、持株会、財形貯蓄
- 独身寮、社宅
- 時短勤務・在宅勤務制度
- 診療所、研修会館、各種法人会員・契約施設
- 文化体育会(クラブ活動)
- 屋内禁煙(受動喫煙防止措置)
教育制度も充実しており、新入社員研修に加えて、ビジネスパーソン研修、経営者育成プログラム、グローバル人材育成研修、ビジネススキル向上研修、語学向上プログラムなどが用意されています。就職口コミサイトでも、有給休暇が取得しやすく、仕事とプライベートをしっかり切り分けて働ける点に満足している声が多く見られ、ワークライフバランスを取りやすい環境が整っているとの評価がうかがえます。
かつ丼
独身寮や社宅がある上に、経営者育成プログラムまで用意されているのは、長期的なキャリア形成をしっかり支援したいという会社の意志を感じるね。
6. 荏原製作所が求める人物像
荏原製作所は、「競争し挑戦する企業風土を具現化するために、挑戦心を持った多様な人材を採用します」として、以下の3つの人物像を公式に掲げています。
自ら挑戦し、新たな価値を創造できる方
選考のポイントとして「創造性」が挙げられており、「0から1を生み出す力や、すでにある製品やサービスに対して創意工夫し新たな価値を付加する力」が重視されています。既存の製品・技術に満足せず、常に新しい価値を模索できる姿勢が評価されるとみられます。
多様な価値観を認め合い、最後までやり遂げる方
「主体性」(何をすべきかを自ら決定し、責任やリスクを理解したうえで周囲を巻き込みながら率先して取り組む力)と「達成力」(失敗を恐れず高い目標に挑戦し、粘り強く最後までやりとげる力)が選考のポイントとして掲げられています。多様な人材とチームで協働しながら、目標達成まで粘り強く取り組む姿勢が重視されます。
持続可能な社会づくりに貢献したい方
「持続可能な社会づくり、進化する豊かな生活づくりに貢献したい方」も求める人物像の一つです。ポンプや水インフラ、環境プラントなど、社会基盤に直結する事業を手がける会社だからこそ、社会貢献への意識が重視されると考えられます。加えて「アジリティ」(状況変化に合わせて迅速かつ柔軟に対応する力)も選考のポイントとして挙げられています。
7. 荏原製作所の選考フローと対策
選考フロー
エントリー
当サイト内のエントリーボタン、またはマイナビからのプレエントリー。マイページにて応募方法・選考の詳細が案内される。
エントリーシート提出
志望動機や自己PRなどを問う設問が中心と考えられる。
適性検査(WEBテスト)
公式の選考フロー図に、書類選考に続くステップとして明記されている。
面接(複数回)
複数回の面接を通じて、創造性・主体性・達成力・アジリティといった要素が評価されると考えられる。
内定
内定後の詳細はマイページで案内される。
ES対策
「なぜメーカー業界か」「なぜ荏原製作所か」を一貫したストーリーで語れるように準備しましょう。ポンプや水インフラ、半導体製造装置など、社会・産業インフラを裏側から支える仕事への理解を盛り込むと、志望動機に説得力が増します。5つの事業カンパニーの中でも、特に興味のある分野を明確にしておくとよいでしょう。
企業研究
1912年の創業以来110年を超える歴史や、「熱と誠」という創業の精神、長期ビジョン「E-Vision2035」の内容は必ず押さえておきましょう。特に半導体製造装置やドライ真空ポンプを手がける精密・電子カンパニーは、業績を大きく牽引している成長分野のため、直近の決算情報などをチェックしておくと、面接での質疑に深みが出ます。
面接対策
公式が掲げる「創造性」「主体性」「達成力」「アジリティ」の4つの選考ポイントを、自身の経験と絡めてエピソード化しておくと良いでしょう。特に「達成力」(失敗を恐れず高い目標に挑戦し、粘り強く最後までやりとげる力)は、具体的なエピソードで裏付けられると説得力が増します。
かつ丼
5つの事業カンパニーがあるからこそ、「自分はどの分野に一番興味があるのか」を早めに整理しておくと、志望動機に一貫性が出て面接でも話しやすくなると思うよ。
8. かつ丼が語る荏原製作所のリアル
かつ丼
荏原製作所は、「ポンプの会社」というイメージだけでは収まりきらない、社会インフラを幅広く支える総合機械メーカーだと思うよ。半導体製造装置という成長分野を持ちながら、5期連続で過去最高業績を更新しているのは、就活生としても魅力的なポイントだね。学歴重視という口コミもあったけど、採用実績校の幅を見る限り、極端な学歴フィルターがあるとまでは言えなさそうだよ。「知名度は低いけど待遇は良い」という穴場的な立ち位置だからこそ、しっかり企業研究をして選考に臨むのがオススメだね。
9. まとめ
荏原製作所は、ポンプ・送風機から半導体製造装置まで幅広く手がける、創業110年を超える東証プライム上場の総合機械メーカーです。口コミには学歴を意識する声もありますが、採用実績校は非常に幅広く、一律の学歴フィルターがあるとまでは言い切れません。5期連続の過去最高業績更新という成長性と、恵まれた待遇を併せ持つ「隠れ優良企業」として、今後さらに注目度が高まる可能性がある企業と言えるでしょう。
こんな悩みはありませんか?
- 知名度がそこまで高くない優良メーカーを、どう志望動機にまとめればいいかわからない…
- ES・適性検査・面接、何から準備すればいいかわからない…
- そもそも自分に合っている業界・企業がどこなのか分からない…
10. 荏原製作所志望なら「エジェガチャ」で選考対策しよう
ここまで、荏原製作所の学歴フィルターや就職難易度、選考対策について解説してきました。とはいえ、「知名度がそこまで高くない優良メーカーをどう対策すればいいかわからない…」という人も多いのではないでしょうか。
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