「兼松ってどんな会社?」「学歴フィルターはあるの?」——就職活動で商社業界を調べていると、この会社の名前を目にする機会があるはずです。兼松は、創業135年を超える非財閥系の独立系総合商社として、ICTソリューションから食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空まで幅広い事業を展開しています。
この記事では、兼松の事業内容から学歴フィルターの有無、就職難易度、平均年収、福利厚生、求める人物像、選考フローと対策まで、就活生が知りたい情報を公式サイトの情報を中心にまとめました。記事の最後には、就活マスコットの「かつ丼」が語る兼松のリアルも紹介しています。
1. 兼松とはどんな会社?
兼松の基本情報
- 創業:明治22年(1889年)8月15日
- 本社:東京都千代田区丸の内(東京本社)、神戸市中央区伊藤町(本店)
- 資本金:277億81百万円
- 事業拠点数:国内(神戸本店、東京本社、支社・支店5)、海外31拠点
- 事業内容:ICTソリューション、電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空
兼松は、1889年の創業以来135年以上の歴史を持つ、日本有数の非財閥系総合商社です。三菱商事や三井物産のような特定の企業グループに属さない独立系商社として、柔軟な事業運営と機動力を強みとしています。半導体装置やモバイル関連を扱う電子・デバイス事業、食品・畜産・穀物を扱う食料事業、鉄鋼貿易やエネルギー・プラントを扱う鉄鋼・素材・プラント事業、航空宇宙や車両・車載部品を扱う車両・航空事業など、多岐にわたる分野で商取引・事業投資・サプライチェーン構築・サービス提供を行っています。
近年は、GXアクセラレーションやKanematsu Venturesといった新規事業創造の取り組みにも力を入れており、既存のトレーディング機能にとどまらず、事業投資や新分野への挑戦を積極的に進めています。国内は東京本社・神戸本店を中心に6拠点、海外はアジア・中東・北米・中南米・ヨーロッパ・オセアニアの31拠点にネットワークを持っています。
かつ丼
財閥系じゃない独立系の総合商社っていうのが兼松の大きな特徴だよね。特定のグループに縛られない分、GXアクセラレーションみたいな新しい挑戦もしやすいポジションなんだと思うよ。
2. 兼松に学歴フィルターはある?
兼松の学歴フィルターについては、就職口コミサイトの間でも見方が分かれています。そのうえで、確認できた情報からは次のことが言えます。
- 就職口コミサイトの一部の分析では、兼松は全国的に採用を行っており、地方の国公立大学や中堅私立大学からの採用実績もあるため、明確な学歴フィルターはないとされている
- 一方で別の分析では、2024年度の採用大学ランキングで最も採用数が多いのは京都大学で、慶應義塾大学・早稲田大学などの難関大学が続くとされ、学歴フィルターが存在している可能性が高いとする見方もある
- 兼松の応募資格は「大学または大学院の学士号・修士号・博士号を入社日までに取得可能な方(既卒も応募可)」とのみ案内されており、公式には大学名による指定はない
【カツナビ独自分析】兼松の学歴フィルター判定
★★★☆☆(3.0/5.0) 公式の応募資格には大学名の指定がなく、地方大学からの採用実績も報告されている一方、採用実績の中心が難関大学に偏っているという分析もあります。明確な足切りとまでは言い切れませんが、総合商社という人気業種の中で、結果的に難関大学出身者の割合が高くなりやすい構造があると考えられます。
学部・学科は関係ある?
応募資格には学部・学科の指定はありません。2025年度の採用実績では、文系出身者40名、理系出身者9名とされ、文系出身者の割合が高い傾向にありますが、理系出身者も一定数採用されています。
選考ではどんな点を見られる?
兼松は「兼松らしさ」として「人に寄り添う誠実さ」「自由と責任を両立する裁量」「主体性の尊重」「事業を共創する」という4つの価値観を掲げています。面接では、自己紹介やESの深掘りに加え、周囲の人と協働した経験や、大事にしている言葉・考え方が問われる傾向があるとされています。
かつ丼
学歴フィルターがあるかないかは意見が割れているみたいだけど、公式の応募資格自体には大学名の指定はないから、諦めずに『兼松らしさ』に合ったエピソードをしっかり準備するのが大事だと思うよ。
3. 兼松の就職難易度・採用倍率
兼松の就職難易度・採用倍率は公式には公開されていませんが、周辺情報からは次のことが言えます。
- 兼松の新卒採用人数は例年40〜50名程度とされ、2025年度の実績は49名(男性23名・女性26名)と報告されている
- 就職口コミサイトの分析によると、兼松の就職難易度は「総合商社という括りで見ると低い方だが、専門商社と比較すると同等もしくはそれ以上」とされている
- 2025年度の中途採用者数は18名とされ、新卒採用者数(30名程度)に対する中途採用率は30%程度と報告されている
【カツナビ独自分析】兼松の就職難易度
★★★★☆(4.0/5.0) 5大総合商社と比べると難易度はやや下がるとされる分析がある一方、専門商社と比較すると同等以上の難易度とする見方もあります。年間40〜50名程度の採用枠に対して総合商社人気が続いていることを踏まえると、標準以上の難易度と捉えておくのが実態に近いでしょう。
かつ丼
5大商社ほどの超激戦ではないにしても、専門商社と同等以上の難易度っていう見方もあるから、油断せずしっかり対策するのがいいと思うよ。
4. 兼松の平均年収
兼松は東証プライム上場企業のため、有価証券報告書に基づく平均年収が公開されています。年度により変動が大きく、2021年度931万円、2022年度1,204万円、2023年度1,010万円、2025年3月期は1,143万円(平均年齢38.2歳)とされています。就職口コミサイトの集計によると、職種別では総合職944万円、営業職859万円、事務職529万円と、職種による差が大きい点も特徴です。
初任給は公式の募集要項で公開されており、2027年度入社はプロフェッショナル採用320,000円(学部卒・院卒共通)、アドミスタッフ採用242,000円(学部卒・院卒共通)です。賞与は年2回(6月・12月)で、就職口コミサイトの集計によると近年は基本給の4〜5か月程度が支給される業績連動型とされています。
【カツナビ独自分析】兼松の年収水準
★★★★☆(4.0/5.0) 有価証券報告書ベースの平均年収は年度により900万円台〜1,200万円台と変動が大きいものの、いずれも国内平均を大きく上回る高水準です。業績連動型の賞与のため、会社の業績次第で年収が変動しやすい点は総合商社ならではの特徴と言えます。
かつ丼
年度によって年収の変動が結構大きいのは、業績連動型の賞与を採用している総合商社らしいポイントだと思うよ。
5. 兼松の福利厚生
兼松の主な福利厚生
- 休日休暇:完全週休2日制、祝休日、年末年始6日、慶弔休暇、産前・産後休暇、配偶者出産休暇、介護休暇、ボランティア休暇、ハローベビー休暇、子の介護休暇、年次有給休暇(最高20日、初年度14日)、ブロンズウィーク・プラス制度、マイウィークエンド制度
- 住宅関連:独身寮・社宅(プロフェッショナル採用のみ)
- 働き方支援:フルフレックス制度、時差出勤制度
- その他:提携保養所、運動・文化各クラブ、社員持株会、各社会保険(雇用・労災・健康・厚生年金)
- 研修・教育:若手海外実習制度、海外トレーニー派遣制度、MBA留学制度、各種語学研修、実務研修、階層別研修、新人職能研修、経営者育成研修、兼松ユニバーシティ、ビジネスプラン策定研修、自己啓発支援制度、OJT制度、キャリアコンサルティング制度
兼松の福利厚生は、フルフレックス制度・時差出勤制度による柔軟な働き方に加え、若手海外実習制度やMBA留学制度といった人材育成への投資が手厚い点が特徴です。「ブロンズウィーク・プラス制度」「マイウィークエンド制度」など、独自のネーミングを持つ休暇制度も用意されており、ワークライフバランスを重視する姿勢がうかがえます。
かつ丼
MBA留学制度や海外トレーニー派遣制度みたいに、若手のうちから海外で経験を積める機会が用意されているのは、グローバルに活躍したい人には魅力的だと思うよ。
6. 兼松が求める人物像
兼松は新卒採用サイトで、「兼松らしさ」として次の4つの価値観を掲げています。
人に寄り添う誠実さ
「いい人」と評される兼松の「人」は、最後まで寄り添う優しさを持ち、自分と関わる人々に対して常に誠実であるとされています。その誠実さが強固なネットワークと信頼関係を築き、ビジネスの基盤を支えています。
自由と責任を両立する裁量
「やりたいならやってみればいい」という社長の言葉の通り、まずは自ら行動し、自らプロジェクトを最後までやり遂げる姿勢が求められています。その自由度の高さと両立する責任が、個々の成長を促すとされています。
主体性の尊重と事業の共創
部下・同僚・上司の垣根を超えたコミュニケーションを通じて、個人の主体性を尊重する文化が醸成されています。世界中に広がる「つながり」と兼松の「人」の強みを活かし、持続可能な社会の共創を目指せる人物が求められています。
7. 兼松の選考フローと対策
選考フロー
プレエントリー
公式新卒採用サイトからプレエントリーします。インターンシップも実施されています。
エントリーシート提出
エントリーシートを提出します。
Webテスト
Web形式の適性検査を受検します。
複数回の面接
自己紹介やESの深掘り、周囲の人と協働した経験などが問われる傾向があります。
内々定
選考を経て内々定が通知されます。
ES対策
就職口コミサイトの集計によると、ESから読み取れる人物像と面接での受け答えに一貫性を持たせることが重要とされています。志望動機は、財閥系ではない独立系総合商社ならではの機動力や、自分が興味のある事業領域(ICT、電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空)と結びつけて言語化しておくとよいでしょう。
企業研究
兼松は、財閥系グループに属さない独立系総合商社である点が最大の特徴です。5大総合商社との違いや、GXアクセラレーション・Kanematsu Venturesといった新規事業創造の取り組みも理解しておくと、志望動機に厚みが出ます。
面接対策
面接では、求める人物像である「人に寄り添う誠実さ」「自由と責任を両立する裁量」「主体性」に沿ったエピソードを準備しておくと効果的です。短期留学やボランティアの動機、周囲の人と協働した経験の具体的な役割などが問われる傾向があるため、事前に整理しておきましょう。
かつ丼
『なぜ財閥系じゃなくて兼松なのか』を聞かれたときに、独立系ならではの機動力や自由度の高さを自分の言葉で説明できると、印象に残りやすいと思うよ。
8. かつ丼が語る兼松のリアル
かつ丼
兼松は、財閥系グループに属さない独立系総合商社っていう立ち位置が、まず面白いポイントなんだよね。学歴フィルターの有無は情報源によって見方が分かれるけど、公式の応募資格自体には大学名の指定はないから、諦めずに『兼松らしさ』に合ったエピソードを準備するのが大事だと思うよ。プロフェッショナル採用とアドミスタッフ採用でキャリアパスが分かれているのも特徴的だから、自分がどんな働き方をしたいか、事前によく考えておくといいね。
9. まとめ
兼松は、創業135年を超える非財閥系の独立系総合商社として、ICTから食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空まで幅広い事業を展開しています。学歴フィルターについては見方が分かれるものの、公式の応募資格に大学名の指定はなく、「兼松らしさ」に合ったエピソードを準備することが選考のポイントになります。プロフェッショナル採用とアドミスタッフ採用というキャリアパスの違いや、フルフレックス制度・海外研修制度といった働き方も踏まえて、自分に合った企業かどうかを見極めましょう。
こんな悩みはありませんか?
- 兼松の選考でどこまで対策すればいいか分からない
- プロフェッショナル採用とアドミスタッフ採用、どちらを選べばいいか迷っている
- 他の総合商社と何を比較すればいいか分からない
10. 兼松志望なら「エジェガチャ」で選考対策しよう
兼松のように、独立系ならではの機動力を強みとする企業を目指す場合、自分だけで対策を進めるのは簡単ではありません。「自分の強みが兼松に合っているのか分からない」「面接でうまく志望動機を伝えられるか不安」という方は、就活のプロに相談しながら対策を進めるのも一つの方法です。
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