「ピップエレキバン」や「スリムウォーク」——CMなどで一度は目にしたことがある製品を作っている会社が、ピップ株式会社です。実はこの会社、自社ブランド製品のメーカーであると同時に、医療衛生用品などを扱う「卸」の顔も持つ、ユニークなビジネスモデルの企業です。
ピップ株式会社は、1908年の創業以来117年を超える歴史を持ち、現在はフジモトHD株式会社の100%出資子会社として、ピップグループの中核を担っています。
この記事では、ピップの学歴フィルターの有無、就職難易度、平均年収、福利厚生、求める人物像、選考対策まで、就活生が気になるポイントを公式情報をベースに詳しく解説します。
後半では、かつ丼がピップのリアルな魅力についても語っているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
1. ピップとはどんな会社?
ピップ株式会社の基本情報
- 本社所在地:大阪府大阪市中央区(農人橋)
- 創業:1908年(設立:1946年)
- 代表者:松浦 由治(代表取締役社長)
- 事業内容:医療衛生用品・日用雑貨の卸販売、自社ブランド商品の製造・販売
- 従業員数:2,203名(2025年10月現在)
- 株主:フジモトHD株式会社(出資比率100%)
ピップは、1908年に創業した「藤本真次商店」を起源とする、117年を超える歴史を持つ企業です。長い歴史の中で組織再編を重ね、2010年には「ピップトウキョウ株式会社」を吸収合併して現在の「ピップ株式会社」となりました。2023年12月にはフジモトHD株式会社が株式を取得し、現在は同社の完全子会社としてグループの中核事業会社を担っています。
事業の大きな特徴は、「卸」と「メーカー」の両方の機能を持っている点です。ドラッグストアやベビー専門店、量販店(GMS)などの小売店に対して、医療衛生用品やベビー用品、日用雑貨品などを卸すマーチャンダイジング事業を展開する一方で、「ピップエレキバン」「ピップマグネループ」「スリムウォーク」といった自社開発商品の企画・製造・販売も手がけています。さらに海外事業として、これらのブランド製品を台湾をはじめ10か国・地域に輸出するなど、グローバルにも事業を広げています。
従業員数は2,203名(2025年10月現在)。経営理念「THE WELLNESS COMPANY」のもと、「人々の身心の健康に貢献する企業」の実現を目指しています。
かつ丼
ピップエレキバンの会社ってイメージが強かったけど、実はドラッグストアに商品を卸す「商社」の顔もあるんだね。「メーカー」と「卸」を両方やってる会社って、意外と珍しいビジネスモデルだと思うよ。
2. ピップに学歴フィルターはある?
結論から言うと、ピップに学歴フィルターがあるとは考えにくい企業です。ただし、採用大学の網羅的な一覧は確認できなかったため、以下は選考の傾向や応募方針から読み取れる範囲での分析となります。
その理由として、次の3点が挙げられます。
- 求める人物像として「自由な発想ができる人」「情熱と向上心を持ち挑戦できる人」「変化に柔軟に対応できる人」「信頼関係を築き協働できる人」「リーダーシップがとれる人」という5つの資質が公式に示されており、学歴そのものは条件として明記されていない
- 音楽大学など幅広い分野の大学の就職支援サイトにも同社の採用情報が掲載されており、特定の大学群に限定した採用ではないことがうかがえる
- 営業職を中心とした採用であり、専門知識よりも人柄やコミュニケーション力が重視される業態であること
【カツナビ独自分析】ピップの学歴フィルター判定
★★☆☆☆(2.0/5.0) 採用大学の網羅的なデータは確認できませんでしたが、求める人物像に学歴の指定がないことや、幅広い分野の大学から応募が見られることから、学歴フィルターの可能性は低めと考えられます。
人物像重視の採用基準
公式の求める人物像には、大学名や専攻分野に関する条件は一切含まれていません。自由な発想力、挑戦する情熱、柔軟性、協働力、リーダーシップという5つの資質が重視されており、学歴よりも人物面が評価の中心になっていると考えられます。
幅広い大学からの応募実績
音楽大学の就職支援サイトにも同社の採用情報が掲載されているなど、特定の学部・専攻に限定されない幅広い応募が見られます。多様なバックグラウンドを持つ学生を受け入れる姿勢がうかがえます。
営業職中心で人柄が重視される選考
ピップの主要な仕事は、ドラッグストアなどの小売店に対する営業活動が中心です。専門的な学術知識よりも、取引先との信頼関係を築ける対人コミュニケーション力が重視される選考だと考えられます。
かつ丼
求める人物像に大学名の話が一切出てこないのは、学歴で判断されにくい会社だっていう証拠のひとつだと思うよ。営業職が中心の会社だから、人柄やコミュニケーション力をどう伝えるかが大事になりそうだね。
3. ピップの就職難易度・採用倍率
ピップの就職難易度は、「中堅程度」と考えられます。理由は以下の通りです。
- 「ピップエレキバン」というCMでもおなじみの製品を持ち、一般消費者からの知名度が比較的高いこと
- 新卒採用がグループ会社であるフジモトHD株式会社を通じて一括で行われており、配属先によって働く環境が変わる可能性があること
- 営業職中心の採用であり、専門知識よりも人柄やコミュニケーション力が重視される傾向にあること
- 定着率や離職率などの詳細なデータは確認できなかったため、選考の場での確認が推奨されること
【カツナビ独自分析】ピップの就職難易度
★★☆☆☆(2.5/5.0) 「ピップエレキバン」の知名度がある分、一定の人気は見込まれますが、BtoBの卸売事業が中心であるため、大手消費財メーカーほどの激戦にはなりにくいと考えられます。「なぜ卸・メーカー機能を併せ持つピップか」を明確に語れることが重要です。
かつ丼
「ピップエレキバン」の知名度は誰もが知ってるレベルだけど、会社としてはBtoBの卸事業がメインだから、一般的な消費財メーカーとはちょっと違う視点で企業研究するのがポイントになりそうだね。
4. ピップの平均年収
カツナビ調べによると、ピップの平均年収はおおむね470万円台〜570万円程度とされています(サイトや回答者の属性によって数値に幅があります)。営業職とマーケティング職で年収に差がある傾向も見られ、年代別では40代から50代にかけての伸びが大きいとの情報もあります。
グループ全体の初任給としては、大卒220,000円、大学院卒233,000円という情報があります(営業職の場合、別途営業手当14,000円~34,000円が支給)。賞与については、業績連動で最低でも2か月分は支給されるとの口コミも見られます。
【カツナビ独自分析】ピップの平均年収水準
★★★☆☆(2.5/5.0) 平均年収470万円台〜570万円程度は、全国平均(約459万円)と同水準からやや高めです。医薬品・化粧品卸売業界の平均とほぼ同水準とされ、業界標準的な待遇といえるでしょう。
かつ丼
賞与は夏が一律、冬は相対評価っていう口コミがあったよ。年功序列の要素も強いみたいだから、じっくり長く働きながらキャリアを積んでいくタイプの給与体系だと思う。
5. ピップの福利厚生
ピップ(グループ)の主な福利厚生・制度
- 会社独自のカレンダーによる週休2日制(原則、土・日・祝日)、年末年始休暇
- 年間休日121日(直近3年度の平均、グループ全体)
- 有給休暇、慶弔休暇、サンクスホリデー
- 各種社会保険完備
- 自社商品工場(奈良県天理市)、総合研究所(大阪府茨木市)を含む充実した事業基盤
休日休暇は、会社独自のカレンダーによる週休2日制に加え、年間休日121日(直近3年度の平均)が確保されています。「サンクスホリデー」という独自の休暇制度も用意されており、有給休暇や慶弔休暇とあわせてしっかり休める環境が整っています。
新卒採用はグループ会社であるフジモトHD株式会社が一括して行っており、営業、MD(マーチャンダイジング)、物流、ロジスティクス、商品企画・開発、マーケティング、生産管理、戦略・経営企画、社内情報システム、財務、人事など、幅広い職種でのキャリア形成が可能です。
かつ丼
「サンクスホリデー」っていう独自の休暇制度、ちょっと気になるネーミングだよね。職種の幅も広いから、営業だけじゃなく商品企画やマーケティングなど、自分の興味に合わせてキャリアを選べそうな会社だと思うよ。
6. ピップが求める人物像
自由な発想で新しいアイデアを考えられる人
行動指針「5P+1S」の「PRODUCT」にもあるように、消費者起点の視点から新製品・新規事業を生み出す発想力が求められています。既成概念にとらわれず、自由なアイデアを発想できる人が歓迎されます。
また、社是・行動規範には「損得ではなく、善悪で判断する」「既成概念にとらわれず、積極果敢に挑戦する」といった考え方が掲げられており、こうした価値観に共感できることも重要なポイントです。
情熱と向上心を持ち、変化に柔軟に対応できる人
行動指針の「PASSION」「SPEED」が示す通り、強い情熱を持って最高の結果を出そうとする姿勢と、変化をチャンスと捉えて機動的に対処する柔軟性が重視されています。
周囲との信頼関係を築き、リーダーシップを発揮できる人
行動指針の「PEOPLE」にある通り、取引先や消費者から信頼される人財であることが大切にされています。周囲と協働しながらも、自分の考えをしっかり持ちリーダーシップを発揮できる人が求められています。
かつ丼
「5P+1S」っていう行動指針、覚えやすくてわかりやすいなって思ったよ。「損得ではなく善悪で判断する」っていう社是も、単なる建前じゃなくて実際に大事にされてる価値観なのか、面接で聞いてみたいポイントだね。
7. ピップの選考フローと対策
ピップ(フジモトHD)の選考フロー(カツナビ調べによる)
エントリー・会社説明会
フジモトHD株式会社の採用サイトからエントリーし、会社説明会に参加します。
エントリーシート提出
エントリーシートを提出します。
適性検査
性格や能力を測る適性検査が実施されます。
グループディスカッション
複数の学生によるグループディスカッションが実施されるとみられます。
面接(複数回)
一次面接から役員・社長などとの最終面接まで、複数回の面接が実施されます。
内々定
内々定後、フジモトHD株式会社またはピップ株式会社への配属が決定します。
ES対策
エントリーシートでは、志望動機や学生時代に頑張ったこと、自己PRなどが問われる傾向にあります。「なぜ卸・メーカー機能を併せ持つピップグループか」を、自分の言葉で具体的に語れるように準備しておくとよいでしょう。
企業研究
ピップは「ピップエレキバン」のような自社ブランド製品を持ちながら、医療衛生用品などの卸売事業も展開する点が特徴です。新卒採用がグループ会社のフジモトHD株式会社を通じて行われる仕組みも含め、グループ全体の事業構造を理解しておくことが重要です。
面接対策
面接は一次から役員・社長との最終面接まで複数回実施される傾向にあります。行動指針「5P+1S」に沿った自分自身のエピソードを、一貫したストーリーとして語れるように準備しておきましょう。
かつ丼
社長との最終面接まであるみたいだから、それなりにしっかりした準備が必要そうだね。行動指針の「5P+1S」を意識したエピソードを用意しておくと、一貫性のあるアピールができると思うよ。
8. かつ丼が語るピップのリアル
かつ丼
ピップって、「ピップエレキバン」の会社っていうイメージが強いと思うけど、実はメーカーと卸の両方の機能を持つ、ちょっとユニークなビジネスモデルの会社なんだよね。新卒採用がグループ会社のフジモトHDを通じて行われる仕組みは、最初はちょっとわかりにくいかもしれないけど、逆に言えばグループ内のさまざまな会社で活躍できるチャンスがあるってことでもあると思う。身近な製品を扱いながら、BtoBのビジネスにも携われる、意外と奥が深い会社だと思うよ。
9. まとめ
ピップ株式会社は、「ピップエレキバン」でおなじみの自社ブランド製品と、医療衛生用品などの卸売事業を併せ持つ、創業117年を超える企業です。学歴フィルターの可能性は低めと考えられますが、新卒採用がグループ会社のフジモトHD株式会社を通じて行われる点には注意が必要です。
自由な発想と情熱を持ち、変化に柔軟に対応しながら周囲と信頼関係を築ける人にとって、身近な製品を通じて人々の健康に貢献できる魅力的な選択肢のひとつといえるでしょう。
こんな悩みはありませんか?
- 新卒採用の仕組み(グループ会社を通じた採用)がよく分からず不安
- 「なぜピップグループか」を面接で説得力を持って語れるか不安
- 複数回の面接でどこまで一貫性のある受け答えができるか不安
10. ピップ志望なら「エジェガチャ」で選考対策しよう
ピップのようにグループ会社を通じた採用の仕組みを持つ企業は、応募の仕組みや配属先の理解に不安を感じる就活生も多いはずです。「グループ内の会社構造がよく分からない」「複数回の面接にどう対応すればいいか分からない」という方は、就活のプロに相談しながら対策を進めるのがおすすめです。
完全無料・中立の立場でアドバイスがもらえる「エジェガチャ」なら、あなたの経歴や強みに合った企業選びから、ES・面接対策まで一緒に考えてもらえます。ピップの選考に本気で挑みたい方は、ぜひ活用してみてください。
【完全無料】あなたが勝てる企業を見つけよう
※完全無料・中立の就活相談サービス


