「日立グループの会社って聞くけど、日立製作所と何が違うんだろう?」「モータの会社って、具体的に何を作っているの?」そんな疑問を持つ就活生も多いのではないでしょうか。
株式会社日立インダストリアルプロダクツは、日立製作所の創業製品である電動機(モータ)を受け継ぎ、オーダーメイドの大型産業機器分野で「日立のモノづくり」を主導する会社です。2018年11月に日立製作所から分社独立し、2019年4月から事業を開始しました。
この記事では、日立インダストリアルプロダクツの学歴フィルターの有無、就職難易度、平均年収、福利厚生、求める人物像、選考対策まで、就活生が気になるポイントを公式情報をベースに詳しく解説します。
後半では、かつ丼が日立インダストリアルプロダクツのリアルな魅力についても語っているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
1. 日立インダストリアルプロダクツとはどんな会社?
株式会社日立インダストリアルプロダクツの基本情報
- 本社所在地:東京都千代田区(住友不動産秋葉原ファーストビル)
- 設立:2018年11月(事業開始:2019年4月)
- 代表者:奥 慎太郎(取締役社長)
- 事業内容:ドライブシステム分野、パワーエレクトロニクス分野、機械システム/メカトロニクス分野
- 従業員数:連結4,800名(2025年3月末時点)
- 株主:株式会社日立製作所(100%出資)
日立インダストリアルプロダクツのルーツは、1910年に日立鉱山の修理工場で完成した5馬力電動機にまでさかのぼります。日立製作所の一事業部として長年にわたり大型産業機器を手がけてきましたが、より機動的な事業運営とグローバルでの競争力強化をめざし、2018年に分社独立しました。
事業は大きく3つの分野に分かれます。ドライブシステム分野では新幹線用モータや産業用電動機、風力発電用発電機を開発。パワーエレクトロニクス分野では大型データセンター向けのUPS(無停電電源装置)やダンプトラック用インバータなどを手がけています。機械システム/メカトロニクス分野では、大型ポンプや圧縮機、物流システムなど、社会インフラに直結する製品を製造しています。いずれも量産型ではなく、使われる現場に合わせて一つひとつ設計するオーダーメイド型の製品である点が特徴です。
従業員数は連結で4,800名(2025年3月末時点)と、日立グループの中でも産業機器分野の中核を担う規模の企業です。新幹線のモータを製造できる企業は世界でも数社しかないとされており、表舞台には出にくいものの、社会基盤を支える重要な役割を担っています。
かつ丼
新幹線のモータを作れる会社が世界に数社しかないって知って、地味に見えて実はすごい技術を持ってる会社なんだなって思ったよ。普段目にしない製品ばかりだけど、社会を裏側からしっかり支えてる感じだね。
2. 日立インダストリアルプロダクツの採用大学一覧
日立インダストリアルプロダクツの主な採用実績校(一部抜粋)
- 東京大学、東京工業大学、京都大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学、九州大学、北海道大学、一橋大学
- 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、中央大学、法政大学、立教大学、青山学院大学
- 同志社大学、立命館大学、関西大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学
- 芝浦工業大学、東京電機大学、東京都市大学、工学院大学、東京理科大学、電気通信大学
- 茨城大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、埼玉大学、金沢大学、広島大学 ほか、各地の高等専門学校を含め多数
採用実績校を見ると、東京大学や京都大学、一橋大学、早慶といった難関大学から、地方の国公立大学、高等専門学校まで極めて幅広い顔ぶれとなっています。技術系の募集学部・学科は「機械、電気、電子、情報、通信、金属、物理など」と定められていますが、大学名による制限は特に設けられていません。
かつ丼
採用実績校の幅広さは、これまで見てきた企業の中でもトップクラスだよ。高専からもたくさん採用してるみたいだし、技術力があれば大学名で不安になる必要はなさそうだね。
3. 日立インダストリアルプロダクツに学歴フィルターはある?
結論から言うと、日立インダストリアルプロダクツには学歴フィルターがあるとは考えにくい企業です。
その理由として、次の3点が挙げられます。
- 採用実績校に東京大学・京都大学クラスから、地方大学・高等専門学校まで極めて幅広く名を連ねている
- 技術系では学部・学科(機械、電気、電子、情報、通信、金属、物理など)を条件としているが、大学名の指定はない
- 過去3年間の新卒採用者数は22~31名で推移しており、幅広い層から安定的に採用していること
【カツナビ独自分析】日立インダストリアルプロダクツの学歴フィルター判定
★☆☆☆☆(1.0/5.0) 採用実績校の幅広さから見て、学歴フィルターの可能性はかなり低いと考えられます。技術系については専攻分野が重視される傾向にあるため、大学名よりも専門性や興味関心の方向性を意識しておくとよいでしょう。
採用大学の幅広さ
採用実績校には、東京大学や京都大学、一橋大学といった難関大学と並んで、各地の高等専門学校や地方国公立大学も多数名を連ねています。特定の大学群に偏った採用にはなっていません。
大学名よりも専攻分野が重視される傾向
技術系(エンジニア系)の募集では、機械・電気・電子・情報・通信・金属・物理といった専攻分野が条件として明記されています。大学名そのものよりも、専門性がマッチしているかどうかが重視される傾向にあると考えられます。
安定した採用人数の多さ
過去3年間の新卒採用者数は22~31名で推移しており、2026年(予定)は大専卒技術系30名、事務系8名程度が見込まれています。日立グループの中でも一定規模の採用を継続的に行っている企業です。
かつ丼
東大・京大クラスから高専まで幅広く採用してるから、学歴で最初から諦める必要はなさそうだよ。技術系は専攻分野がマッチしてるかがポイントみたいだから、自分の専門をどう活かせるか整理しておくといいと思う。
4. 日立インダストリアルプロダクツの就職難易度・採用倍率
日立インダストリアルプロダクツの就職難易度は、「中堅程度」と考えられます。理由は以下の通りです。
- 日立グループの中核企業として経営基盤は安定しているものの、一般の就活生からの知名度は「日立製作所」ほど高くないこと
- 過去3年間の定着率は91.7~100%と高く、入社後のミスマッチが少ないとみられること
- 技術系では専攻分野の条件があるため、専門性がマッチする層の中での競争になると考えられること
- 選考フローにエントリーシート・適性検査・複数回の面接(2~3回)が設けられており、一定の対策が必要であること
【カツナビ独自分析】日立インダストリアルプロダクツの就職難易度
★★★☆☆(2.5/5.0) 日立グループの一員としての安定感は高いものの、知名度の面では親会社の日立製作所ほどの激戦にはなりにくいと考えられます。技術系志望者は専攻分野との親和性を、事務系志望者は「なぜ日立製作所ではなくこの会社か」を明確に語れることが重要です。
かつ丼
「日立」って名前は知ってても、日立インダストリアルプロダクツまで知ってる人は少ないと思うんだよね。だからこそ、しっかり企業研究した人にはチャンスが大きい会社だと思うよ。
5. 日立インダストリアルプロダクツの平均年収
転職口コミサイトの集計によると、日立インダストリアルプロダクツの平均年収はおおむね670万円台〜720万円程度とされています(サイトや回答者の属性によって数値に幅があります)。職種別では営業職が高めの傾向にあるとの声も見られます。
公式の募集要項によると、初任給は2026年4月入社実績で大学院修士修了が月給312,000円、大学学部卒業が月給287,000円となっています(別途、時間外勤務手当の支給あり)。昇給は年1回、賞与は年2回(6月・12月)で、家族手当や通勤手当などの諸手当も用意されています。
【カツナビ独自分析】日立インダストリアルプロダクツの平均年収水準
★★★☆☆(3.5/5.0) 重電・産業用電気機器業界の平均と比べてやや高めの水準です。日立グループとしての経営基盤の安定感が、待遇にも反映されていると考えられます。
かつ丼
基本給は同業と比べて特別高いわけではないけど、賞与が手厚いっていう口コミもあったよ。福利厚生も日立製作所とほぼ同水準ってことみたいだから、トータルで見るとしっかりした待遇だと思う。
6. 日立インダストリアルプロダクツの福利厚生
日立インダストリアルプロダクツの主な福利厚生・制度
- 完全週休2日制、年間休日126日(2024年度実績)、年次有給休暇24日
- 平均有給休暇取得日数20.2日(2023年度実績)、月平均所定外労働時間27.3時間(2023年度実績)
- フレックスタイム制度、裁量労働制度、在宅勤務制度、時間単位年次有給休暇制度
- 独身寮、転勤者用社宅制度、住宅手当制度、カフェテリアプラン制度
- 階層別教育、各種ビジネススキル研修、グローバル教育、基礎~応用専門技術研修
- 自己啓発支援制度、メンター制度、社内検定制度(社内英語検定など)
休日休暇は完全週休2日制に加え、年間休日126日(2024年度実績)、年次有給休暇24日が確保されています。育児休業の取得率は男女ともに100%(2023年度実績)となっており、家族に関する制度も手厚く整っています。
教育面では、新入社員教育や新任課長教育などの階層別教育に加え、マーケティングや経営戦略などのビジネススキル研修、海外業務研修・語学研修などのグローバル教育、基礎から応用までの専門技術研修が用意されています。メンター制度や上長とのキャリア面談(年2回)もあり、若手のキャリア形成をサポートする体制が整っています。
かつ丼
育休の取得率が男女とも100%っていうのはかなり心強い数字だね。フレックスや裁量労働、在宅勤務まで揃ってるから、長く働き続けやすい環境が整ってる会社だと思うよ。
7. 日立インダストリアルプロダクツが求める人物像
「なぜだろう」を追求できる好奇心のある人
会社からのメッセージでは、仕事において最も重要なのは好奇心だとされています。自分の好き嫌いに関わらず、さまざまなことに対して「なぜこれは動くのか」「なぜこのような仕組みになっているのか」と、自分の興味の外側にあるものにも好奇心を持ち続けられる人が求められています。
大きな視野で自分の価値を発揮できる人
取り扱う製品はプロジェクトの規模が大きく、結果が出るまでに時間がかかることも多いビジネスです。そうした環境の中で、自分の価値を客観視しながら発揮できる人、組織の歯車になることなく自分にしかない強みを活かせる人が大切にされています。
チャレンジ精神を持って新しい挑戦ができる人
日立製作所から分社独立した背景には、より機動的な意思決定と挑戦への強い思いがありました。低い利益率に甘んじるのではなく、グローバルでトップポジションを狙う製品づくりに向けて、チャレンジ精神を持って取り組める人が求められています。
かつ丼
「好奇心」と「大きな視野」ってワードが印象的だったよ。プロジェクトの規模が大きい分、目先の結果だけじゃなくて長い目で物事を捉えられる人が向いてる会社なのかもね。
8. 日立インダストリアルプロダクツの選考フローと対策
日立インダストリアルプロダクツの選考フロー(公式サイトより)
エントリー
採用マイページからエントリーを行います。
会社説明会
WEB会社説明会などを通じて事業内容や職種について理解を深めます。
書類選考(エントリーシート・適性検査)
エントリーシートの提出と適性検査が実施されます。
面接(2~3回)
複数回の面接が実施されます。
内々定
内々定後は入社に向けた準備が進められます。
ES対策
技術系のエントリーシートでは、専攻分野への理解や研究内容が問われる傾向にあります。自分の専門分野が、ドライブシステム・パワーエレクトロニクス・機械システムのどの領域と結びつくのかを整理しておくとよいでしょう。
企業研究
日立インダストリアルプロダクツは、日立製作所から分社独立した経緯を持つ会社です。「なぜ分社化したのか」「日立製作所や日立産機システムなど、他の日立グループ企業とどう違うのか」を理解しておくと、志望動機に説得力を持たせやすくなります。
面接対策
面接は2~3回実施される傾向にあります。プロジェクトの規模が大きく、結果が出るまで時間がかかる仕事であることを踏まえ、自分が「大きな視野を持って粘り強く取り組めるか」を具体的なエピソードとともに語れるように準備しておきましょう。
かつ丼
分社化の経緯を理解しておくと、「なぜ日立製作所じゃなくてこの会社なのか」っていう質問にも自信を持って答えられると思うよ。専攻分野との結びつきも、早めに整理しておくと安心だね。
9. かつ丼が語る日立インダストリアルプロダクツのリアル
かつ丼
日立インダストリアルプロダクツって、正直「日立製作所」ほどの知名度はないと思うんだよね。でも調べてみると、新幹線のモータを作れる世界でも数社しかない技術力を持ってて、育休取得率も男女とも100%、年間休日126日っていう働きやすさもある、かなりバランスの良い会社なんだよ。知名度がそこまで高くない分、「みんなが知ってる日立」よりは狙い目かもしれない。地に足つけてじっくりモノづくりに向き合いたい人には、かなりおすすめの会社だと思うよ。
10. まとめ
株式会社日立インダストリアルプロダクツは、日立製作所の創業製品であるモータを受け継ぎ、大型産業機器分野で「日立のモノづくり」を主導する会社です。学歴フィルターの可能性は低いと考えられる一方、日立グループの一員としての知名度は親会社ほど高くなく、しっかりとした企業研究が選考のカギになります。
好奇心を持って「なぜだろう」を追求し、大きな視野でチャレンジし続けられる人にとって、社会インフラを支えるモノづくりに携われる魅力的な選択肢のひとつといえるでしょう。
こんな悩みはありませんか?
- 日立製作所との違いをどう志望動機に落とし込めばいいか分からない
- 自分の専攻分野がどの事業領域と結びつくか整理できていない
- 面接が複数回ある選考にどう準備すればいいか不安
11. 日立インダストリアルプロダクツ志望なら「エジェガチャ」で選考対策しよう
日立インダストリアルプロダクツのような大手グループの事業会社は、「親会社との違い」や「グループ内での立ち位置」をどう志望動機に落とし込むかが選考の鍵になります。一人で対策を進めるのが難しいと感じる方は、就活のプロに相談しながら準備を進めるのがおすすめです。
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